石油市況=原油は期近中が続伸、上値重く推移も円の再下落に支援される

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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東京石油の先限相場表(帳入値と前営業日比)
      東京ガソリン             東京灯油                東京原油
2026/04   80,000     ±0  2026/04   84,000     ±0  2026/03   61,030   +200
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15:45 現在
NY原油    夜間取引 期近 12月限 61.87 ドル +0.37
ブレント原油   夜間取引 期近 12月限 65.98 ドル +0.04
ドル・円相場 15:45 現在   152.90 円  前営業日比  0.05 円の円高
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【市況】
 東京石油市場の原油は期近中は総じて続伸。週末に米中閣僚級協議でトランプ大統領
が警告していた中国製品に対する100%追加関税が回避され、中国のレアアース輸出
規制が1年延期されることになったことを好感し、週明けのニューヨーク原油時間取引
が堅調に推移を背景に序盤から買いが先行。買い一巡後は上値重く推移し、3月限は正
午前に200円高で推移。午後は円相場が一時1ドル=153円台前半に再下落に支援
され、小高く推移した。
 ガソリン、灯油は約定せず値動きなし。

 前営業日比は、ガソリンが出来ず、灯油も出来ず、軽油も出来ずだが、名目値で変わ
200円高、原油が230〜1120円高。中京ガソリンは出来ず、灯油も出来ず。
 推定出来高は、ガソリンが0枚、灯油が0枚、軽油が0枚、原油が2174枚。中京
ガソリンが0枚、中京灯油が0枚。

【3月限は6万1700円超えなら踏み上げ相場】
 米中閣僚級協議で米国が中国製品に対する100%追加関税が回避となり、需要減少
不安が後退。JPXドバイ原油市場は出来高は伸び悩んだが堅調。
 期中3月限は続伸。6万1320円で頭打ちとなり、24日の高値6万1360円が
抵抗線となり、上値は抑えられた。日足は6日連続で陽線引け。5日間移動平均線(5
万9670円)は上向き。今月10日の高値6万1700円を上抜くと買い戻しが増
え、踏み上げ相場になる可能性あり。6万1000円割れから6万0500円水準に押
し目を形成した場面での下値の堅さを確認したい。

【ニューヨーク原油の時間外取引は軟調】
 ニューヨーク原油の夜間(時間外取引)は堅調。12月限は午後3時45分現在、前
日比0.37ドル高の61.87ドル辺りで推移。

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