NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1596.4     1613.4      1560.2      1583.5    - 18.1
         (26/ 4)  1612.2    1626.9      1575.3      1598.5    - 18.3
 パラジウム  (25/12)  1459.50    1489.00     1412.50     1432.50   - 48.70
         (26/ 3)  1474.50    1502.00     1430.00     1448.90   - 46.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          21,629         26,920        78,752       (-    776)
 パラジウム          6,011          6,577        19,944       (-     50)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,544.59  + 337.47
     前日  152.79/81   1.1633/35   ・ナスダック         23,637.46  + 432.59
     本日  152.87/89   1.1643/45   ・10年米国債利回り      4.00  -   0.00
・NY原油  (25/12)   61.31 - 0.19  ・SPDR保有金残高  1,046.93  -   5.44
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。前日比はプラチ
ナが18.8〜15.5ドル安、中心限月の1月限が18.1ドル安、パラジウムは
48.70〜46.10ドル安、中心限月の12月限は48.70ドル安。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、金軟調が圧迫要因になったが、米中の通商
合意見通しによる株高が下支えになった。欧州時間に入ると、手じまい売りが出て軟調
となった。日中取引では、序盤に押し目を買われたが、金軟調を受けて戻りを売られ
た。
 パラジウム12月限は米中の通商合意見通しや他の貴金属の軟調を受けて売り優勢と
なった。
 プラチナ1月限は時間外取引を1564.1〜1613.4ドルのレンジで推移し、
前日比9.9ドル高の1570.1ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、金軟調が
圧迫要因になったが、米中の通商合意見通しによる株高が下支えになった。欧州時間に
入ると、手じまい売りが出て軟調となった。
 日中取引では、押し目を買われたが、1597.7ドルで戻りを売られた。その後
は、金軟調につれ安となり、1560.2ドルまで下落した。
 米中の通商合意見通しによる金軟調が圧迫要因になった。ただ米中の貿易摩擦に対す
る懸念が後退し、米主要株価3指数が最高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FO
MC)で利下げが見込まれていることは下支え要因だが、株高でリスク選好の動きを受
けて金が軟調となった。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1439.00〜1489.00ドルのレンジ
で推移し、前日比35.20ドル安の1446.00ドルとなった。12月限は安寄り
したのち、他の貴金属の軟調が圧迫要因になったが、株高を受けて押し目を買われた。
欧州時間に入ると、戻りを売られた。
 日中取引では、押し目を買われたが、1462.50ドルで戻りを売られた。その後
は、他の貴金属の軟調につれ安となり、1412.50ドルまで下落した。
 24日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの67万0265
オンス、パラジウムは4458オンス増の18万1191オンス。
今日の材料
・アジア歴訪中のトランプ米大統領は、米中が通商合意に至る見通しだと述べた。
・10月の独IFO業況指数は88.4と、前月の87.7から上昇した。市場予想の
88.0を上回った。
・片山さつき財務相は、財務省内でべセント米財務長官と会談し、引き続き緊密に協調
していくことを確認した。
・米シカゴ地区連銀が公表した経済モデルによると、10月の米失業率は4.35%
と、直近の公式データである8月からほぼ横ばいで推移しているもよう。
・メキシコのシェインバウム大統領は、トランプ米大統領と25日に電話会談し、米国
との懸案の問題を巡り協議するために、両国は貿易交渉の期限を「さらに数週間」延長
すると明らかにした。
・バルト3国のリトアニアのルギニエネ首相は、ベラルーシから国境を越えて飛来する
密輸用気球を撃墜する方針を表明した。
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