プラチナ午前=プラチナが反落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まった。その後は、手じまい売りなどが出て軟調となった。パラジウムの商いは成
立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが886〜262円安、プラチナミニ
が791.0円安〜275.5円高、プラチナスポットが1069円安、パラジウムが
出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが1万1911枚、プラチナミニが
2486枚、プラチナスポットが2567枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは利食い売りが圧迫】
 プラチナは利食い売りが圧迫要因になった。アジア市場で史上最高値を更新したが、
クリスマス休暇を控えて利食い売りが出た。
 中国政府は、外国からの投資を奨励する産業リストを改定し、対象となるセクターを
拡大した。税制優遇や用地価格の優遇などを通じ、長期化する外資流入の減少に歯止め
をかける狙いがある。ただ米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは、資金繰り
が悪化している中国の不動産大手、万科企業の格付けを一部債務のデフォルト(債務不
履行)を意味する「選択的デフォルト(SD)」に引き下げたと発表した。不動産不況
で中国経済の先行き不透明感が強い。
 プラチナ先限は9626円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になった。円相
場は1ドル=155円台後半で推移した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、クリスマスで商いなし。
 ニューヨーク市場の引け時点でプラチナは2253.00ドル、パラジウムが
1723.50ドル。前営業日の大引け時点はプラチナが2331.10ドル、パラジ
ウムが1943.82ドル。
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