再送:海外サマリー(27日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2025/12 4,019.7  -118.1  シカゴ大豆  2026/ 1 1,085.00  +24.75
NY銀     2025/12 4,677.4  -181.2  シカゴコーン 2025/12   428.75   +5.50
NYプラ    2026/ 1 1,583.5  - 18.1  NY原油   2025/12    61.31   -0.19
NYパラ    2025/12 1,432.50 -48.70  ドル・円               152.85   +0.06
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。大豆は1月限に変更。
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◎NY外為=ドル円は153円台では戻り売り強まるが堅調に推移
 NY為替市場、ドル円は153円台を挟んで上下動。153円台に入ると戻り売り圧
力も強まったが、下押す動きもなく、堅調に推移。
 片山財務相とトランプ大統領と来日中のベッセント米財務長官と初めて対面での会談
を行った。片山財務相は会談に「日銀の金融政策は話題にならなかった。日米の為替の
共同声明についても機微に渡る話は出なかった」と述べていた。一部からは米国側は円
安の動きを良しとは思っておらず、何かの圧力があるのではとの観測も出ていた。
 米政府機関の閉鎖はまだ続いており、今週も米経済指標の発表はない。ただ、今週は
いつになく重要イベントが目白押しで、29日のFOMCを始め、30日には日銀決定
会合も予定。ECBなど各国中銀も政策委員会を開催する。
 先週の米消費者物価指数(CPI)を経て、FOMCは追加利下げが確実視されてい
る一方、日銀については据え置きが濃厚と見られている。パウエル議長や植田総裁が、
12月に向けてどのようなメッセージを出すか注目されそうだ。
◎NY貴金属=軒並み下落、米中通商合意見通しが圧迫
 ニューヨーク金、銀は大幅続落。
 金12月限は大幅続落。時間外取引では、米中の通商合意見通しを受けて売り優勢と
なった。欧州時間に入ると、手じまい売りが出て下げ幅を拡大した。日中取引では、手
じまい売りが出て4000ドルの節目を割り込んだ。
 銀12月限は米中の通商合意見通しや金軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、金軟調が圧迫要因になったが、米中の通商
合意見通しによる株高が下支えになった。欧州時間に入ると、手じまい売りが出て軟調
となった。日中取引では、序盤に押し目を買われたが、金軟調を受けて戻りを売られ
た。
 パラジウム12月限は米中の通商合意見通しや他の貴金属の軟調を受けて売り優勢と
なった。
◎LME=小幅続落、OPECプラスの主要8カ国の会合を控えて
 アルミ3カ月物は反発。2869ドルで反発して取引を開始。アジア時間帯は、米中
貿易交渉に対する期待感を受けてアジア株が堅調となったことに追随する動きが見られ
るなか浮上し、2889.50ドルを付け、2022年5月以来の高値をさらに更新し
た。高値を離れた後は転売が膨らみ、2862ドルまで値を落とす動きがみられた。米
国の時間帯にかけてじりじりと値位置を切り上げた。ニューヨークダウが3日続伸とな
ったことが強気材料視されるなか、2872ドルが支持線として意識される底堅い動き
が続き、堅調地合いを維持したまま取引を終了。
 銅3カ月物は続伸。1万0995ドルで堅調で取引を開始。アジアの時間帯は米中貿
易交渉の進展への期待感が高まりアジア株が堅調となったことに追随高となり、一時は
1万1094ドルと昨年5月の1万1104.50ドルに迫る高値まで浮上。高値警戒
感から欧州時間に値位置を切り下げて1万1020ドルを前後するもちあいとなった。
米国時間は続伸後の修正から急速に値を落とし1万0917ドルの安値を付ける場面が
見られたが、欧州株式市場では半導体関連株に買いが見られたうえ、ニューヨークダウ
が3日続伸となったことが買いを支援したため、早急に1万1100ドル台を回復。
60ドル超の上げ幅を維持したまま引けを迎えた。
◎NY原油=小幅続落、OPECプラスの主要8カ国の会合を控えて
 ニューヨーク原油の期近は小幅続落。
 11月2日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国によるオンライン会合
を控えて売りが優勢となった。ロイター通信は関係筋の話として、主要産油国は穏やか
に追加増産することに傾斜していると報道した。10月や11月に続いて、12月も日
量13万7000バレルほど自主減産を解消する方向にある。また、制裁を受けている
ロシアが増産分の買い手を見つけることが難しくなっており、OPECプラスは毎月の
増産について合意することが困難になっていると感じているという。
 改質ガソリンの期近は小幅続落。ヒーティングオイルの期近は続伸。ヒーティングオ
イルを含む留出油の供給不足が警戒されている。
◎シカゴ大豆・コーン=米中首脳会談期待で大豆が大幅上伸、コーンは追随高
 大豆は期近から大幅上伸。
 シカゴ大豆は、今月30日に米中首脳会談が開催される予定となっているうえ、本首
脳会談では大豆が主な議題の一つとされていることで中国の米国産大豆輸入再開期待が
高まったことで大きく値を伸ばした。
 コーンは揃って反発。
 米産地での収穫はほぼ終了したと見られ、これに伴う供給増加が見込まれるものの、
中国の輸入再開期待が高まり大豆が大幅高となったことが買い支援要因となったため、
軒並み堅調となった。
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