●論点解説穀物、大豆主導で底固い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
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 10月30日に米中首脳会談を控えているが、ベッセント米財務長官は中国が「大規
模」な米国産大豆の購入を行うとの見通しを示した。どのような枠組みになるのかは不
透明だが、米中対立で停滞していた米中間の大豆貿易が再開されるのであれば、少なく
とも大豆相場の水準は切り上がる。一方で、それが大規模な大豆相場高につながるのか
は別問題である。中国向け輸出が行われていた年初の段階でも1080セント水準が高
値限界であり、ショートカバーが膨らめば1100セント台乗せの余地はあるが、そこ
から更に大きく上昇するのは難しい。南米の作付け環境も良好であり、大豆主導で急伸
地合を形成していくまでの見通しにはない。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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