[本日の見通し]石油=下落も、API統計に供給過剰の兆候見られず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は下落。ただ、夜間取引で下げは一服して
いる。
 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比400万
バレル減となった。減少は2週連続。国際エネルギー機関(IEA)によると、石油市
場はコロナ禍並みに供給過剰が強まっていく見通しだが、世界の石油在庫統計の先行指
標である米週間石油在庫統計にその兆候は引き続き見られない。今晩発表される米エネ
ルギー情報局(EIA)の週報でも原油在庫は年初来の低水準を維持しそうだ。
 米国の原油在庫が低水準で推移している一方、原油相場は低迷を続けている。供給過
剰見通しに合致しないEIA週報は無視される傾向にあり、本日も反応はなさそうだ。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.07ドル高の60.22ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは60.13ドルから60.28ドル。
 原油3月限の予想レンジは5万9200円から6万0200円、ガソリン先限は7万
9500円から8万0500円、灯油先限は8万4500円から8万5500円。
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