シカゴ大豆市況=総じて反落、米中首脳会談期待を受けた続伸後の転売で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,075.75    1,084.75    1,068.50    1,080.25     + 2.00
   2026/01   1,093.00    1,098.00    1,085.25    1,094.50     - 0.75
   2026/03   1,104.50    1,108.75    1,097.75    1,105.25     - 1.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       430,908       647,252        878,206   (- 19,627)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月4日−11月8日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る。
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 大豆は総じて反落。終値の前営業日比は6.00セント安〜2.00セント高。中心
限月の1月限は0.75セント安の1094.50セント。
 これまで30日に開催される米中首脳会談を控えて大きく値を伸ばした後で、修正の
動きが広がった。ただ、今回の米中首脳会談では大豆取引が主な議題の一つとされるな
か中国の米国産大豆輸入再開への期待が根強く、下げ幅は限られた。

 期近11月限は1093セントで取引を開始した後は1086.50〜1090セン
トの限られたレンジ内で高下。米国の時間帯を迎えると米中首脳会談への期待感から値
位置を切り上げて1098セントの高値を付けたが、終盤に転売が膨らんで値位置を落
としマイナスサイドでの終了となった。

*米国産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 コーンベルトでは散発的な降雨が発生。気温は平年並〜平年を上回った。11月2日
までは30日を除き雨がちな天気が続くだろう。この間の気温は11月1日までは平年
以下〜平年並だが、11月2日は平年以下〜平年並となる地域も見られるもよう。11
月3日〜7日の期間も雨がちな天気が続く見通し。この間の気温は平年並〜平年を上回
る見込み。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。

 プレーンズでは概ね降雨は発生しておらず、気温は平年以下〜平年並となった。今週
は31日まで雨がちな天気が続くが11月1〜2日は降雨は発生しないだろう。一方の
気温は31日までは平年以下〜平年並だが、11月1〜2日は平年並〜平年を上回る見
通し。
 大豆製品は、大豆粕12月限は11日続伸となり一時は今年5月22日以来の高値と
なる311.7ドルまで浮上。10月に入ってからのこの上伸で今年6月から7月末に
かけての下げ幅を相殺した。一方の大豆油は大豆粕とのストラドルに絡んだ売買のな
か、売り優勢で終えた。
 大豆粕12月限は前日比2.20ドル高の308.70ドル。
今日の材料
・米コーンベルトでは散発的な降雨が発生。
・米中西部では11月2日までは30日を除き雨がちな天気が続く。
・プレーンズでは今月31日まで冬小麦にとっての慈雨が続く見込み。

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