[本日の見通し]石油=軟調、API統計は強弱混在

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は軟調も、下げ幅は限定的。
 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比650万
バレル増となった。製油所稼働率が低下傾向にあることから原油在庫は積み上がりやす
いものの、API統計で原油在庫の増加は3週間ぶり。
 一方、API統計でガソリン在庫は前週比565万3000バレル減、留出油在庫は
同245万9000バレル減となった。製油所稼働率が低下する季節であることから供
給量が限定されており、石油製品の在庫は減少しやすい。需要の底堅さも感じられる。
ただ、原油在庫の増加を考慮すると、全体として強弱が混在した内容であり、材料視し
づらいか。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.23ドル安の60.33ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは60.26ドルから60.45ドル。
 原油3月限の予想レンジは6万0300円から6万1300円、ガソリン先限は7万
9500円から8万0500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
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