ゴム午前=売り先行、上海安や円高を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、売り先行。寄り付きでは、上海夜間は下落したものの、これに対
する反応は薄く、総じて小じっかりとした展開になった。だが、中盤に入ると、ドル・
円が1ドル=153円前後の円高に振れたことや日中取引の上海ゴムが下げ幅を拡大し
たことを嫌気して、売りが先行している。TSR20は出来ず。
 午前11時30分現在のRSS3号は前営業日比4.3円安〜変わらず。活発限月の
4月限は同0.6円安の311.4円、期先26年10月限は出来ず、推定出来高は
189枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、75ポイント
高、推定出来高は4枚(夜間取引を含む)。

【上海ゴムは直近の安値を試す】
 今日午前の上海ゴムは、軟調な展開となっている。中心限月1月限は、一時1万47
50元まで下落した。1月限は、10月29日に一時1万5670元まで上昇し、それ
まで上値を抑えていた1万5500元を上抜いた。だが、同日の終値では1万5445
元となり、上ヒゲの長い日足が立つと、翌日から売りが先行している。
 今日の午前中に1万4750元まで下落したことで、10月20日の安値1万467
5元が目前に迫ってきた。安値更新となれば、節目の1万4500元や6月3日に付け
一代の安値1万3995元を意識した展開になりそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は3月限のみ約定し、1.5セント安。TSR
20は売りが先行し、2.4〜1.6セント安で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比180元安の1万4780元で推移している。

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