ゴム市況=総じて上昇、上海ゴム堅調に加え商品高・円安で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                      TSR20
  2025/11      2026/04       2026/10        2025/12        2026/11
 306.0  0.0  318.5  + 5.5  318.0 +4.0   260.0   0.0    260.0   0.0
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      上海ゴム1月限   15,130  + 105(午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号、総じて上昇。寄り付きでは、上海夜間は小幅安となったものの、ド
ル・円が1ドル=153円台後半の円安に振れたことから、強弱材料が交錯し、方向感
に欠ける展開となった。その後、薄商いの中、買い優勢で推移する限月が目立った。期
中4月限は正午前3.2円高で推移。午後に入り、上海ゴムの堅調推移に加え、154
円台前半の円安、商品高、強気のテクニカルに支援され、上げ幅を拡大し、5円超の上
昇となった。
 TSR20は出来ず。
 大引けのRSS3号は前営業日比変わらず〜5.5円高、活発限月の4月限は同5.
5円高の318.5円、期先26年10月限は同4.0円高の318.0円、総出来
高は323枚、TSR20は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は、同65〜115
ポイント高、総出来高は24枚。
【商品高・株高・円安で閑散に売りなしのなか上げ幅を拡大】
 期中4月限は夜間取引から買い優勢となり、日中取引は上げ幅を拡大し、午後にな
り、318.8円まで上昇し、中心限月として9月17日以来の高値をつけた。日足は
長大陽線引け。320円超えなら325円を目指す。出来高が低迷しているのが気掛か
りだが、基調は上向き。
 今日は貴金属、原油、日経平均株価が上昇。一時、円相場が1ドル=154円台を試
すまで下落と外部投資環境が強気。上海市場は株、ゴム市場とも小高く推移。強気の投
資の環境下、売り向かう動きは少なく、閑散に売りなし商状のなかの上昇。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は期近12月限が0.1セント高。TSR20
は、午前中、小幅高で推移。午後は上げ幅を拡大し、1.4〜1.8セント高で推移し
ている。

 上海ゴムは堅調。中心限月の1月限は、夜間取引は売りが優勢となり、前営業日比
30元安の1万4995元で取引を終えた。日中取引に入ると、買い優勢となり、75
元高の1万5100元で午前の取引を終えた。午後に入る、ジリ高となり、3ケタ高。

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