NY金・銀市況=軒並み上昇、ドル安や米政府機関再開期待が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/12)  4132.2     4218.5      4104.4      4213.6     + 97.3
          (26/ 2)  4170.3     4253.3      4139.0      4248.8     + 98.0
   銀     (25/12)  5107.5     5362.5      5076.0      5345.7     +271.3
         (26/ 3)  5175.0     5428.5      5139.0      5411.6     +274.9
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           339,801       301,242       466,031        (+  6,034)
  銀          130,223        92,851       160,603        (+    954)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          48,254.82  + 326.86
     前日  154.12/14   1.1583/85   ・ナスダック         23,406.46  -  61.84
     本日  154.75/77   1.1589/91   ・10年米国債利回り      4.07  -   0.05
・NY原油  (25/12)   58.49 - 2.55  ・SPDR保有金残高  1,046.36  +   4.30
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は急反発、銀は大幅続伸。前日比は金が97.1〜98.7ドル高、
中心限月の12月限が97.3ドル高、銀が271.3〜279.1セント高、中心限
月の12月限は271.3セント高。
 金12月限は急反発。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を
受けて押し目を買われたが、ポジション調整の売りに上値を抑えられた。欧州時間に入
ると、押し目を買われた。日中取引では、ドル安や米政府機関の再開期待を受けて時間
外取引の高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って急伸した。
 銀12月限はドル安や金急伸を受けて買い優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は急反発。時間外取引では4104.4〜4151.5ドル
のレンジで推移、前日比20.1ドル高の4136.4ドルとなった。12月限は高寄
りしたのち、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を受けて押し目を買われたが、
ポジション調整の売りに上値を抑えられた。欧州時間に入ると、押し目を買われた。
 日中取引では、ドル安や米政府機関の再開期待を受けて時間外取引の高値を突破し
た。テクニカル要因の買いが入って急伸し、4218.5ドルまで上昇した。
 米労働市場の減速に対する懸念を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が
強い。一方、米下院のつなぎ予算案の採決を控え、米政府機関の再開期待が出ており、
ドル安に振れると、金が買われた。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で5076.0〜5175.5セントのレン
ジで推移し、前日比83.6セント高の5158.0セントとなった。12月限は高寄
りしたのち、金の戻りを売られたことに上値を抑えられた。欧州時間に入ると、押し目
を買われた。
 日中取引では、ドル安や金急伸を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破
すると、テクニカル要因の買いが入って急伸し、5362.5セントまで上昇した。
 11月11日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比3万1540オンス減の
3754万3599オンス、銀は36万6187オンス減の4億7819万1872オ
ンス。

今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、ユーロ圏のインフレが過度に低
下する可能性は低く、リスクはむしろ上振れする方向に傾いている可能性があるが、E
CBは目標からの小幅な乖離は容認できるとの見方を示した。
・中国の何立峰副首相は、米中には経済、通商分野で協力できる極めて大きな余地があ
ると述べた。
・イスラエル大統領府は、ネタニヤフ首相に恩赦を与えることを検討するよう求めるト
ランプ米大統領からの書簡を受け取ったと発表した。
・米ニューヨーク連銀総裁の ウィリアムズ総裁は、短期金利のコントロールを維持す
るための技術的取り組みの一環として、米連邦準備理事会(FRB)が債券買い入れを
再開すべき時期が近づいていると改めて表明した。
・米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、インフレ率が連邦準備理事会(FR
B)が目標とする2%に戻りつつあることを示す明確な証拠が得られるまで、政策金利
を現行水準に据え置くのが望ましいとの考えを示した。
・ベセント米財務長官は、コーヒーやバナナなど米国産以外の農産物の価格引き下げに
向けた「重要な発表」を今後数日以内に行うとの考えを示した。
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