アジア株全面安、米利下げ期待後退に雇用統計警戒の動き 豪州株4カ月ぶり安値 東京時間11:01現在 香港ハンセン指数 25998.34(-385.94 -1.46%) 中国上海総合指数 3957.09(-14.94 -0.38%) 台湾加権指数 27128.64(-318.67 -1.16%) 韓国総合株価指数 4014.72(-74.53 -1.82%) 豪ASX200指数 8504.80(-131.60 -1.52%) アジア株は全面安、ダウ3日続落を受け売り優勢で始まった。 連日FRB高官らはタカ派な発言をしており12月の米利下げ期待が急低下している。ジェファーソンFRB副議長はさらなる利下げは慎重に判断する必要があると述べた。 NY連銀の11月製造業景気指数が約1年ぶり高水準となり、市場予想を大きく上回ったことも12月利下げ期待を低下させた。また、あすのエヌビディア決算を控え米ハイテク株が軒並み下落したこともアジア株の下げにつながっている。特に韓国株と台湾株の下げが目立つ。 20日に9月米雇用統計が公表される。古いデータとは言え結果次第では米利下げ期待がさらに低下、もしくは復活する可能性がある。これより前に本日はADP週次雇用者数が発表される。 香港株は1週間半ぶり、台湾株は約1カ月ぶり安値をつけている。 豪州株は6月末以来の安値をつけている。きょう公表された11月会合の議事録で豪中銀が追加利下げに慎重な姿勢を維持していることが判明した。豪州インフレの伸びが大きく鈍化しない限りは12月利下げはなさそうだ。 韓国市場ではロッテ観光開発やロッテショッピング、現代百貨店、小売の新世界、ホテル運営会社GS、カジノ運営会社パラダイスなど旅行関連が上昇している。日本と中国の関係が悪化していることから、中国から韓国に渡航者が増えるとの期待が高まっている。
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