アジア株全面安、売り強まる 豪州株200日線割り込む、香港株2万6千ポイント割れ

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株全面安、売り強まる 豪州株200日線割り込む、香港株2万6千ポイント割れ

東京時間14:06現在
香港ハンセン指数   25955.60(-428.68 -1.62%)
中国上海総合指数  3949.83(-22.21 -0.56%)
台湾加権指数     26830.16(-617.15 -2.25%)
韓国総合株価指数  3957.13(-132.12 -3.23%)
豪ASX200指数    8464.20(-172.20 -1.99%)
インドSENSEX30種  84672.56(-278.39 -0.33%)

アジア株は全面安、米利下げ期待後退で投資家心理が悪化。また、あすのエヌビディア決算を控え米ハイテク株が下落したことや、20日の米雇用統計を警戒した売りも広がっている。

連日FRB高官らはタカ派な発言をしており12月の米利下げ期待が急低下している。11月のNY連銀製造業景気指数が約1年ぶり高水準となり、市場予想を大きく上回ったことも12月利下げ期待を低下させた。

20日に9月米雇用統計が公表される。古いデータとは言え結果次第では米利下げ期待がさらに低下、もしくは復活する可能性がある。これより前に本日はADP週次雇用者数が発表される。

欧州株先物が下落して始まったことや時間外で米株が急落しており、アジア株は下げ幅を拡大している。香港株は約2万6000ポイント台を割り込み、台湾株は約1カ月ぶり安値、韓国株は3%超下落し4000ポイント台を割り込んだ。豪州株は6月下旬以来の安値、200日線を割り込んだ。

豪州市場では中国先行き懸念のほか豪中銀の利下げ観測後退で市場心理が悪化している。きょう公表された11月会合の議事録で豪中銀が追加利下げに慎重な姿勢を維持していることが判明した。豪州インフレの伸びが大きく鈍化しない限りは12月利下げはなさそうだ。一部はアナリストは豪中銀の利下げサイクルは終了し2026年は金利を3.60%で維持すると見ている。

韓国市場では観光や百貨店、カジノなど旅行関連の一角が上昇している。日本と中国の関係が悪化していることから、中国から韓国に渡航者が増えるとの期待が高まっている。

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