NY原油市況=続落、ウクライナ和平期待が引き続き重し

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/12     59.63       60.33       58.86       59.14        - 0.30
  2026/01     59.39       60.10       58.59       59.00        - 0.25
  2026/02     59.08       59.77       58.31       58.69        - 0.28
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              788,014             1,837,842    ( - 17,330)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/12     253.33    -10.24
                            2026/01     245.16    -10.05
         改質ガソリン       2025/12     191.84    - 1.37
                            2026/01     184.40    - 1.64
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.30〜
0.25ドル安。その他の限月は0.28〜0.13ドル安。
 米国とロシアが作成したウクライナ和平案について、米国がウクライナに受け入れる
よう迫っているなか、売りが優勢となった。ウクライナ大統領府は「ウクライナは平和
を実現するため、米国や欧州、世界のパートナーと協力する用意がある」と声明を発表
した。
 また、米アクシオスの報道によると、ゼレンスキー大統領はダン・ドリスコル米陸軍
長官に対し「トランプ政権のウクライナ和平に向けた新計画について協力する用意があ
る」と伝えた。和平案がかなりロシア寄りの内容であることから、ゼレンスキー大統領
が受け入れるとは想定されていないが、ウクライナ国内の汚職問題もあって譲歩の余地
はあると見られている。
 米国のロシア石油大手2社に対する制裁が21日に猶予期間を終了し、原則的に新規
取引が停止となることは懸念要因。ロシアの石油供給量は日量700万バレル規模で、
需給バランスに与える影響は大きい。
 時間外取引で1月限は下落。通常取引序盤には58.66ドルまで下げ幅を拡大。た
だ、その後は下げが落ち着いた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続落。原油安が重しとなった。
今日の材料
・米国のウクライナ停戦計画に対ロシア制裁の解除が含まれる=ブルームバーグ
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