NY金・銀市況=軒並み上昇、ウォラーFRB理事の利下げ発言などで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/12)  4069.2     4132.9      4036.4      4094.2     + 14.7
          (26/ 2)  4106.9     4169.5      4072.6      4130.8     + 14.8
   銀     (25/12)  4985.5     5120.0      4937.0      5032.6     + 41.3
         (26/ 3)  5053.0     5184.5      5004.0      5096.0     + 40.4
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           329,743       352,330       470,349        (-    236)
  銀           88,529       144,195       154,236        (-  1,458)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          46,448.27  + 202.86
     前日  156.38/40   1.1517/19   ・ナスダック         22,872.01  + 598.93
     本日  156.82/84   1.1522/24   ・10年米国債利回り      4.04  -   0.02
・NY原油  (26/ 1)   58.84 + 0.78  ・SPDR保有金残高  1,040.57  +   1.14
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク金は続伸、銀は反発。前日比は金が14.7〜15.4ドル高、中心限
月の2月限が14.8ドル高、銀が40.0〜42.2セント高、中心限月の3月限は
40.4セント高。
 金2月限は続伸。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入
ると、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測などを受けて押し目を買われた。日中
取引では、米主要経済指標の発表を控えて買い戻されたことや、ウォラー米連邦準備理
事会(FRB)理事の利下げ発言を受けて堅調となった。
 銀3月限は金堅調やウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の利下げ発言を受けて
買い優勢となった。
 ニューヨーク金2月限は続伸。時間外取引では4072.6〜4117.9ドルのレ
ンジで推移、前日比1.7ドル安の4114.3ドルとなった。12月限は安寄りした
のち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、米連邦準備理事会(FR
B)の利下げ観測などを受けて押し目を買われた。
 日中取引では、米主要経済指標の発表を控えて買い戻されたことや、ウォラー米連邦
準備理事会(FRB)理事の利下げ発言を受けて堅調となり、4169.5ドルまで上
昇した。
 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は米国の労働市場はなお弱いため、12
月9〜10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの追加利下げを
決定することが正当化されるとの考えを改めて示した。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で5004.0〜5068.5セントのレン
ジで推移し、前日比2.4セント高の5058.0セントとなった。12月限は安寄り
したのち、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、押し目を買
われた。
 日中取引では、金堅調やウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の利下げ発言を受
けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破し、5184.5セントまで上昇し
た。
 11月21日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比19万0523オンス減の
3657万3658オンス、銀は7632オンス増の4億6071万0194オンス。

今日の材料
・11月の独IFO業況指数は88.1と、前月の88.4から予想外に低下した。市
場予想は88.5だった。
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、欧州が人工知能(AI)に絡む機会を逃
し、自らの将来を危険にさらしていると警鐘を鳴らし、AIの普及を妨げる障害を早急
に排除する必要があるという見解を示した。
・中国の習近平国家主席は、トランプ米大統領と電話会談を行った。習主席は台湾問題
を巡り、「中国への復帰」が戦後国際秩序の重要な構成部分という中国の立場を明確に
した。
・英国の財政を監視する独立した機関の予算責任局(OBR)は、26日の予算案発表
に合わせて2026年および現在の議会の任期が満了するまでの数年間の経済成長予測
を下方修正する。
・米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は米国の労働市場はなお弱いため、12
月9〜10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの追加利下げを
決定することが正当化されるとの考えを改めて示した。
・米国とウクライナは、スイスのジュネーブでウクライナ和平案を巡る協議を行い、ロ
シア・ウクライナ戦争終結に向け「更新、改良された和平の枠組み」を策定したと共同
声明で発表した。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。