NY金・銀市況=反落、ドル高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (26/ 2)  4265.3     4269.2      4194.0      4220.8     - 54.0
          (26/ 4)  4294.2     4296.7      4225.0      4251.5     - 54.2
   銀     (26/ 3)  5845.0     5932.0      5722.5      5870.3     - 43.9
         (26/ 5)  5880.0     5974.5      5770.0      5915.4     - 43.8
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           229,627       244,641       418,697        (-    787)
  銀          114,665       153,192       150,592        (-    768)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,474.46  + 185.13
     前日  155.44/46   1.1609/11   ・ナスダック         23,413.67  + 137.75
     本日  155.83/85   1.1624/26   ・10年米国債利回り      4.09  -   0.01
・NY原油  (26/ 1)   58.64 - 0.68  ・SPDR保有金残高  1,050.01  +   4.58
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反落。前日比は金が54.6〜52.7ドル安、中心限月の2
月限が54.0ドル安、銀が44.2〜40.1セント安、中心限月の3月限は
43.9セント安。
 金2月限は反落。時間外取引では、ドル安一服などを受けて手じまい売りが出て軟調
となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、押し目を買われる場
面も見られたが、ドル高を受けて戻りを売られた。
 銀3月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 ニューヨーク金2月限は反落。時間外取引では4210.2〜4269.2ドルのレ
ンジで推移、前日比35.0ドル安の4239.8ドルとなった。2月限は安寄りした
のち、ドル安一服などを受けて手じまい売りが出て軟調となった。欧州時間に入ると、
下げ幅を拡大した。
 日中取引では押し目を買われ、4262.2ドルまで戻した。その後は、ドル高を受
けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込み、4194.0ドルまで下落した。
 米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測に変わりはないが、ドルを買い戻す動きが
圧迫要因になった。また中国の民間データ会社2社が月次住宅販売データの公表を見送
り、中国経済に対する懸念が出ている。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で5722.5〜5847.5セントのレンジ
で推移し、前日比106.2セント安の5808.0セントとなった。3月限は安寄り
したのち、ドル安一服や金軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、供給ひ
っ迫懸念が下支えになった。
 日中取引では押し目を買われ、5909.5セントまで戻した。その後は、ドル高を
受けて戻りを売られ、5761.0セントまで下落したのち、下げ一服となり、
5932.0セントまで上昇した。
 12月1日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの3628万1915
オンス、銀は6万0791オンス減の4億5593万3737オンス。

今日の材料
・中国の民間データ会社2社が月次住宅販売データの公表を見送った。不動産大手の万
科が社債の返済延期を求めた。
・11月のユーロ圏の消費者物価指数(EU基準=HICP)速報値は前年比2.2%
上昇し、前月の2.1%から加速した。エネルギー価格は下落しているが、サービスを
中心として依然域内の物価圧力は強い。
・経済協力開発機構(OECD)は、AI(人工知能)への投資ブームが米関税引き上
げによる影響の一部を相殺しており、世界の経済成長は予想以上に持ちこたえていると
して、一部主要国・地域の成長率見通しを上方修正した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は、ユーロ圏のインフ
レ率はECBの目標である2%にほぼ達しており、米国での関税による物価上昇がある
ものの目標付近で変動するとの見通しを示した。
・トランプ米大統領は、次期連邦準備理事会(FRB)議長の人選を来年初めに発表す
る予定と明らかにした。
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