金・銀午前=金が総じて反発、押し目を買われる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金が総じて反発。期先2本に押し目買いが入り、買い優勢で始まった。その後は、手
じまい売りなどが出てマイナスサイドに転じたが、押し目は買われた。銀はドル建て現
物相場の上昇を受けて期先2本が上昇した。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が97円安〜46円高、金ミニが
37.0円安〜68.0円高、ゴールドスポットが928円高、銀が1.9〜5.5円
高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万4835枚、金ミニが1万2206枚、ゴ
ールドスポットが1215枚、銀が2枚。
【NY金はドル高も下げ一服】
 金は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測に変わりはないが、ドルを買い戻す動
きが圧迫要因になった。ただトランプ米大統領は、次期連邦準備理事会(FRB)議長
の人選を来年初めに発表する予定と明らかにした。ホワイトハウス国家経済会議(NE
C)のハセット委員長が指名される可能性が出ている。
 ロシア大統領府は、プーチン大統領と米政権のウィットコフ中東担当特使、トランプ
大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏の会談が終了したと発表した。ウクライナ和平
案を協議するために行われた会談は5時間近くに及んだ。ロシアのドミトリエフ大統領
特別代表は会談について「生産的」だったと述べた。
 金先限は日中取引で2万1506円まで上昇した。ドル建て現物相場の堅調が支援要
因になった。円相場は1ドル=155円台後半で推移した。銀先限は289.9円まで
上昇した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、ドル高などを受けて利食い
売りが出た。アジア市場では、朝方の4208.94ドルから、押し目を買われた。
 午前11時現在、4215.12ドルで推移、銀は5830セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4209.20ドル、銀が5705セント。

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