ドル円上値トライも頭は重い=東京為替前場概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 東京外為市場中盤、ドル円は107.69円付近まで水準を切り上げたものの、上値は重い。
  
 世界的な景気減速・縮小懸念が根強く、先週後半からドル円の戻りは失速している。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和再開や米連邦準備理事会(FRB)の利下げの効果が期待されている反面、景気押し上げ効果は不透明。英国の欧州連合(EU)からの離脱問題は引き続き懸念要因。
  
 ユーロ円は118円前半で推移。ドイツを中心にユーロ圏の製造業購買部担当景気指数(PMI)は依然として弱く、ユーロの上値は重い。ポンド円は133円後半で推移し、先週までの戻りが一巡している。
 
 NZドル円は67円後半で取引されている。昨日は反発したが、NZ中銀の追加利下げが見通されているなかで戻りは鈍い。
 
 日経平均は小幅続伸。前引けでは前営業日比52.68円高の2万2131.77円となった。

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