金・銀市況=金が総じて続伸、米利下げ見通しが支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/12          2026/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         20,998    -28    21,435   +69  : 4,216.90    -8.92
銀          288.0    0.0     286.0  +1.0  : 5,836.00   +11.00
プラチナ     8,149   +119     7,736   +60  : 1,657.80    -3.00
パラジウム   7,300      0     7,300     0  : 1,467.40    +4.74
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.19   +0.67  ユーロ・ドル相場   1.1662  +0.0003
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【市況】
 金が総じて続伸。ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まったのち、押し目
を買われ、プラスサイドに転じる場面も見られたが、戻りは売られた。午後に入ると、
米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しを受けて期先2本が上昇した。銀はニュー
ヨーク高と円安を受けて期先2本が上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが28円安〜69円高、ゴールドスポットが27円
高、銀が変わらず〜9.8円高。
 推定出来高は、金が1万8082枚、金ミニが1万7556枚、ゴールドスポットが
794枚、銀が3枚。
【金は米利下げ見通しが支援】
 金先限は2万1298円まで下落したのち、押し目を買われた。ドル建て現物相場の
下落が圧迫要因になった。円相場は1ドル=155円台前半の円安に振れた。銀先限は
286.0円まで上昇した。
 9月の米個人消費支出(PCE)価格指数でインフレ高止まりが示されたが、米連邦
準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなく、押し目を買われた。9〜10日
の米連邦公開市場委員会(FOMC)では25ベーシスポイント(bp)利下げが見込
まれている。ただ労働市場の減速リスクとインフレ高止まりに対する懸念を受けて意見
は分かれることになりそうだ。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。前週末の海外市場では、米連邦準備理事会(FR
B)の利下げ観測が支援要因になったが、9月の米個人消費支出(PCE)価格指数で
インフレ高止まりが示されたことを受けて利食い売りが出た。アジア市場では、朝方の
4202.52ドルから、押し目を買われたが、4211ドル台で上げ一服となった。
その後は4199ドル台で下げ止まり、午後に入ると、押し目を買われ、4218ドル
台まで上昇した。
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