小反発、中東の緊迫感や米WSJの報道で=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=58.19(+0.15 +0.26%)

 ニューヨーク原油の期近は小反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.02~0.15ドル高。その他の限月は0.29ドル安~0.35ドル高。
 
 イランのザリフ外相が、軍事衝突は望まないとしつつも、14日のサウジ攻撃を巡って米国やサウジがイランに戦争を仕掛けるなら自国を守るために全面戦争を辞さないと表明し、中東情勢の緊迫感が高まった。米国やサウジはイランが関与したと断定している。サウジがイラクから原油輸入を検討し、輸出分の確保を図ろうとしていると米WSJが伝えたことは、石油施設が短期間で復旧するというサウジの見通しを疑問視させた。ただ、買いは続かず、高値から失速して引けた。

 時間外取引で11月限は59.49ドルまで上昇。通常取引開始後は押し戻され、上げ幅をほぼ消す場面があったが、引けにかけては買いが優勢となり小幅高で終了した。


minkabu PRESS編集部 

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