[本日の見通し]石油=軟調、米国の海賊行為にベネズエラ政府が声明

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年4月限は軟調。5万9730円まで売りに押され
た。
 米国の石油タンカー拿捕に対して、ベネズエラ政府が強く反発している。ベネズエラ
政府が発表した声明では、「タンカーの拿捕は犯罪行為」、「ベネズエラのエネルギー
資源を奪う意図的な米国の戦略」、「国際社会に対して、破壊的で違法かつ前例のない
攻撃行為として非難するよう促す」と米国を非難した。
 ただ、米国の行動が国際法に反しているとしても、ベネズエラ政府に反撃の手段は限
られている。トランプ米大統領は違法薬物問題を口実にベネズエラに対する圧力を強
め、カリブ海に米軍も配置し、ベネズエラのエネルギー資源に手を伸ばそうとしている
ようで、さらなる緊迫化に備えておくべきだろう。ロシアのウクライナ侵攻に続き、米
国のベネズエラ侵攻はあるのだろうか。
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比0.32ドル高の58.78ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは58.74ドルから58.94ドル。
 原油5月限の予想レンジは5万9200円から6万0200円、ガソリン先限は7万
1500円から7万2500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
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