●論点解説穀物、コーンと大豆に大口輸出成約=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシ相場は440セント台でのボックス相場が続いている。高値での農家売
りを吸収できる需要環境にあり、現物相場が大きな値下がりを拒否した状態にある。米
国産トウモロコシは南米産に対して割安感もあり、大豆とは異なり現行価格でも十分な
価格競争力を有した状態にある。11日にも、仕向け地不明で18.6万トンの大口輸
出成約が報告されている。
 一方、11日は大豆も中国向けに26.4万トン、仕向け地不明で22.6万トン
と、二件の大口輸出成約が報告されている。引き続き米中間の大豆貿易が年末に向けて
どの程度の規模になるのか不透明感も強いが、連日の大口出力成約の報告が大豆相場を
下支えしている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。