●短期見通し原油、年初来安値更新も視野に＝マーケットエッジ

　需給緩和見通しで、戻り売り優勢の展開が続く見通し。国際エネルギー機関（ＩＥ
Ａ）月報でも、来年に向けて需要拡大を上回る供給増加が見込まれている。また、ここ
にきてウクライナ和平への期待感が浮上していることもポジティブ。クリスマスまでに
合意がまとまる可能性がある。ベネズエラ情勢の緊迫化で瞬間的な上昇リスクは抱える
が、徐々に６０ドル割れ定着が進んでいる。米軍のベネズエラ攻撃で原油高が進んだと
しても、戻り売り優勢の地合は崩れない見通し。ウクライナ和平が実現すれば、年初来
安値更新も視野に入る。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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