【海外市場の注目ポイント】英中銀MPCなど

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間午後8時に英中銀金融政策委員会(MPC)の結果や議事録が発表される。政策金利は現行の0.75%に据え置かれ、資産買い入れ枠も現行の4350億ポンドに据え置かれることが確実視されており、議事録が焦点となっている。カーニー英中銀総裁は8月の米ワイオミング州ジャクソンホールでのシンポジウムで、英国が合意なき欧州連合(EU)離脱となった場合、金融緩和に踏み切る公算が大きいとの見解を示していた。英国のEU離脱期限が10月31日に迫るなか、英国のEU離脱協定めぐり、英国とEUが合意に達するめどは全く立っておらず、議事録で英国の合意なきEU離脱への対応として金融緩和を検討したことが明らかになれば、ポンドが売られる可能性がある。

 日本時間午後10時過ぎ(会合終了後のため時刻は未定、通常は10時10分過ぎ)に南ア中銀の金融政策理事会の結果が発表される。政策金利は現状の6.50%での維持が見込まれている。
  
 また、日本時間午後9時半には9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、同午後11時には8月の米景気先行指数や8月の米中古住宅販売件数の発表も予定されている。9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、大方の予想が10.5となっており、前月の16.8を下回り、2カ月続けて低下すると見込まれている。8月の米景気先行指数は、大方の予想が前月比0.1%低下となっており、前月比では2カ月ぶりに低下するとみられ、8月の米中古住宅販売件数は、大方の予想が年換算538万戸となっており、前月の同542万戸を下回り、2カ月ぶりに減少すると見込まれている。
  
minkabu PRESS編集部

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