シカゴ大豆の夜間取引は弱含み。1月限は1075セント台を中心に弱含みとなって いる。12日はブラジル産の大豊作見通しに売られる展開となったが、中国の米国産大 豆の買い付けは続いており、今夜もデイリー報告での大口輸出成約の有無が一つの焦点 となりそうだ。加えて、今夜は直近の週間輸出検証高、さらには後追い発表となってい る週間輸出成約高の11月20日までの週の集計が発表される予定のため、それにも注 目したい。 また今夜は全米油糧種子加工業者協会(NOPA)の11月の大豆圧砕高も発表され る。10月が過去最高となっていただけに高水準となれば支援材料となる可能性もあろ う。 12日のシカゴは急反落。この日も米農務省(USDA)がデイリー報告で中国向け の大口輸出成約を発表したものの、先週発表されたアルゼンチンの農産物の輸出税の引 き下げに加えて、25/26年度のブラジル産大豆生産高について、複数の大豊作見通 しが出てきたことで、12月に据え置きとなった米農務省(USDA)見通しの今後の 上方修正は必至との弱気の見方から大きく売られた。 1月限は再び大きく下振れして1075.75セントの安値。引けも1076.75 セントとほとんど戻さなかった。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 19:00 鉱工業生産 2025年10月(EUROSTAT) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 22:30 製造業景況指数 2025年12月(ニューヨーク連銀) 【農産】 12/16 01:00 週間穀物輸出検証高(USDA) 【商品】 12/16 05:30 建玉明細報告(CFTC) ◆ カナダ ◆ 【経済】 22:30 消費者物価指数 2025年11月(カナダ統計局) 【経済】 22:30 製造業出荷 2025年10月(カナダ統計局) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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