時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比0.28ドル高の57.72ドルで推 移。本日これまでのレンジは57.38〜57.80ドル。 今晩の海外原油は続落か。ウクライナ和平期待や供給過剰見通しを背景とした売りが やや強まっているように見える。ウクライナのゼレンスキー大統領は北大西洋条約機構 (NATO)加盟の断念する意向を示しており、和平協議を巡る妥協が表面化している ことから、米国が目指すクリスマスまでの和平合意はありうる。 ただ、2100億ユーロのロシア資産を永久に凍結し、ウクライナへ資金の供給しよ うとする欧州は引き続き和平の障害となる可能性が高い。このロシア資産永久凍結計画 は18日のEU首脳会議で否決される可能性が高いが、英独仏はロシアの勝利と認める かたちでの停戦を望んでいない。好戦的な英独仏が停戦を再び妨げる可能性を想定して おくべき。 <今夜の予定> ◆ 香港 ◆ 【経済】17:30 鉱工業生産指数及び生産者物価指数 2025年7-9月期(香港統計局) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】19:00 鉱工業生産 2025年10月(EUROSTAT) ◆ スイス ◆ 【経済】16:30 生産者・輸入物価指数 2025年11月(連邦統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】22:30 製造業景況指数 2025年12月(ニューヨーク連銀) 【農産】12/16 01:00 週間穀物輸出検証高(USDA) 【納会】--:-- ココア 2025年12月限(ICEUS) ◆ カナダ ◆ 【経済】22:30 消費者物価指数 2025年11月(カナダ統計局) 【経済】22:30 製造業出荷 2025年10月(カナダ統計局) MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。