LME市況=銅は米失業率の上昇やNYダウ安から反落、ニッケルは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,833.17  +    11.67     2,876.00  +    10.50
    アルミ合金      2,509.00        0.00     2,509.00        0.00
     銅        11,582.48  -    68.63    11,592.00  -    63.50
    ニッケル      14,073.74  -    82.01    14,263.00  -    83.00
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 アルミ3カ月物は反発。2872.50ドルで取引を開始した後はアジア株安を手掛
かりに軟化して2850ドルまで下落。12月10日以来の安値まで値を落としたこと
で買い戻す動きが広がり、プラスサイドに浮上した。2886ドルまで浮上したところ
で転売が見られたが、2874ドルが下値支持線として意識され、小幅高で引けを迎え
た。
 銅3カ月物は反落。1万1660ドルで取引を開始した直後に1万1686.50ド
ルの高値に達した。その後、前日の米株安や11月の中国小売売上高、鉱工業生産など
経済指標が弱気な内容となったことが弱材料視され、値位置を落とし1万1536.
50ドルの安値を記録した。安値で買い戻された後は1万1600ドルを前後する小動
きとなったが、米雇用統計で11月非農業部門雇用者数は事前予想を上回りながらも
失業率が上昇したことで米雇用不安が強まるなかニューヨークダウが軟化したことが重
石となって値を落とし1万1600ドルを割り込んで取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は続落。1万4280ドルで軟調で取引を開始。その後、アジア株
安が手掛かりとなって値を落とし1万4250ドルの安値を記録したところで買い戻さ
れ欧州時間には1万4350ドルの高値に達した。暫く1万4300ドル台で高下して
いたが、米国時間に銅の軟化に追随する売りが見られて引け間際に、この日の安値に顔
合わせした。前日の安値1万4235ドルは維持したが、低迷したまま引けた。
今日の材料
・16日のアジア太平洋株式市場は軒並み下落。
・中国上海総合指数は続落、43.11ポイント安の3824.81ポイント。
・欧州株は下落。防衛関連株、エネルギー株の下落が下げを主導。
・11月の米雇用統計
 結果 6.4万人 予想 5.1万人 前回 -10.5万人(非農業部門雇用者数・前月比)
 結果 4.6%   予想 4.5% (失業率)
・10月の米小売売上高
 結果 0.0%
 予想 0.1% 前回 0.1%(0.2%から修正)(前月比)
 結果 0.4%
 予想 0.2% 前回 0.1%(0.3%から修正)(自動車除くコア・前月比)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=154円台半ばまで下落。ユーロドルは9月24日以来の
 高値となる1ユーロ=1.1804ドルまで上昇。ただし上げ幅を削り、ほぼ前日比で変
 わらず。
・米国株はニューヨークダウが302.30ドル安で続落。ナスダックス指数が54.05ポイ
 ント高(0.23%高)で反発。
・ニューヨーク貴金属は金、銀が小幅安。PGM系貴金属は大幅続伸。
 ニューヨーク原油は大幅安で安値を模索。
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