石油午前=ウクライナ和平期待で下落も、米国のベネズエラ封鎖が支えに

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 国内石油市場は下落。供給過剰見通しやウクライナの和平期待が重し。ウクライナ和
平協議ではウクライナ東部の割譲と安全保障を巡って詰めの交渉が行われており、クリ
スマスまでには合意するとみられている。ただ、トランプ米大統領は米海軍にベネズエ
ラを出入りする制裁タンカーの封鎖を命じたことから、時間外取引でニューヨーク原油
は堅調。円相場は1ドル=154円半ばまで円買いが優勢となる場面はあったが、方向
感は限定的。
 日中取引開始後、原油の2026年5月限は下げ一服。5万6310円まで下げ、夜
間取引の安値に顔合わせした後は5万7100円まで戻した。
 午前11時02分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
740〜470円安。
 午前11時02分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1681枚。
【ロシアのダークフリートがベネズエラへ】
 ロシアの影の船団の石油タンカーであるハイペリオンがベネズエラに向けて航行して
いる。トランプ米大統領の発表からすると、このタンカーはベネズエラ領海への侵入を
拒絶される可能性がある。
【海外原油夜間取引=堅調】
 ニューヨーク時間外取引で1月限は前日比0.48ドル高の55.75ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは55.20〜56.19ドル。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。