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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2026/01 55.23 56.77 55.20 55.94 + 0.67
2026/02 55.08 56.62 55.08 55.81 + 0.68
2026/03 55.06 56.47 55.05 55.71 + 0.66
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 904,870 1,902,838 ( - 18,637)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2026/01 214.95 + 2.09
2026/02 213.88 + 1.90
改質ガソリン 2026/01 169.43 + 1.34
2026/02 169.92 + 1.40
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.67〜
0.68ドル高。その他の限月は0.29〜0.66ドル高。
トランプ米大統領がベネズエラに出入りする制裁対象のタンカーの封鎖を発表したこ
とが買い手がかり。制裁対象ではない米シェブロンによる供給は確保されるものの、ベ
ネズエラの石油輸出は大きく落ち込む可能性がある。ベネズエラは原油や石油製品を日
量100万バレル近く輸出しているが、輸出を担う4割程度のタンカーが影の船団(ダ
ークフリート)であるとみられている。
ベネズエラ政府は海軍に石油タンカーの護衛を指示した。ベネズエラ国営石油会社
(PDVSA)は声明で、同社に関連する船舶は「完全な安全保障、技術支援、運航保
証のもと、自由航行の権利を正当に行使しながら」航行を継続していると表明した。
ブルームバーグの報道によると、米国はロシアがウクライナ和平合意を拒否した場
合、ロシアの石油輸出や、ロシアの石油を取引するタンカーや企業に追加制裁を科す。
米国が発動したロシア石油大手ロスネフチやルクオイルに対する制裁によってロシア産
原油の割安感が一段と強まっており、追加制裁によって石油収入がさらに減少する可能
性がある。
ウクライナ停戦が大詰めと見られていることは引き続き重し。米ニューヨーク・タイ
ムズ(NYT)の報道によると、米国と欧州、ウクライナで北大西洋条約機構(NAT
O)第5条に類似した安全保障に関する広範な合意が成立した。ウクライナ東部のロシ
アへの割譲が条件であるという。ただ、最終的な決定はまだなされておらず、米国とロ
シアは数日以内に協議する見通し。なお、米国はウクライナ国内に部隊を展開しないが
情報収集や監視を行うこと、欧州の軍事部隊がウクライナ西部に派遣されること、ウク
ライナ軍が80万人規模の部隊を維持できることも合意の条件に含まれているもよう。
時間外取引で2月限は上昇。一時56.58ドルまで上げた。通常取引開始後は買い
戻しが一巡したものの、引け後の時間外取引では56.80ドルまで一段高となった。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。
今日の材料
・米財務省、「サハリン2」の原油販売許可を来年6月まで延長
・ウクライナで安全保障上の緩衝地帯の拡大を目指す=プーチン露大統領
・まず、特別軍事作戦の目的は間違いなく達成されるだろう=同上
・中国、米国のベネズエラに対する一方的な行為に反対
・ベネズエラ政府は海軍に石油タンカーの護衛を指示=NYT
・米政府はベネズエラ海軍による護衛を確認しており、対応を検討=同上
※本文中の限月を1月限から2月限に変更します。
MINKABU PRESS
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