LME市況=軒並み続伸、米株高を受けて買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,871.73  +    13.92     2,916.00  +    10.50
    アルミ合金      2,509.00        0.00     2,509.00        0.00
     銅        11,764.11  +    36.91    11,778.00  +    41.00
    ニッケル      14,450.51  +   248.28    14,641.00  +   249.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2896ドルで取引を開始。アジア株の頭重い動きを受けて
値位置を切り下げ、一時2887.50ドルの安値を付けたが、欧州の時間帯を迎える
と持ち直して2901.50ドルの高値まで浮上。転売に値を押されたところで押し目
買いが入る底堅さを見せた。米国の時間帯に入り、米株高を受けて一段高となり、
2910ドル台に浮上。引け間際に2918ドルの高値を付け、高値に近い水準で引け
を迎えた。
 銅3カ月物は続伸。1万1726ドルで取引を開始した直後に1万1668ドルまで
軟化。アジアの時間帯は人工知能(AI)関連の過大投資への警戒感が強まるなか、ア
ジア株に頭重い動きが見られたことに上値を抑制された。欧州の時間帯を迎えると下げ
一巡感が強まるなか1万1720ドル前後で高下。米国の時間帯には1万1726ドル
の高値に達したところで売り崩されて1万1667ドルの安値まで値を落としたが米株
高が買い支援要因となるなか買い戻されてこの日の高値圏で終了。
 ニッケル3カ月物は続伸。1万4385ドルで取引を開始した直後は低迷する場面も
見られたが、今月8日から15日にかけての急落の後の反動から買い戻されて1万
4580ドルのまで浮上。米国の時間帯には他非鉄貴金属の上伸を受けて一段高となり
1万4665ドルの高値に達した後、この日の高値圏を維持したまま終えた。
今日の材料
・18日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は小幅続伸、6.09ポイント高の3876.37ポイント。
・欧州株は上昇。米国のインフレ鈍化とECBによる経済成長見通しの上方修正を受け、
 欧州株は最高値で取引を終えた。ECBは政策金利を据え置いた上で、経済成長がよ
 り力強くなり、インフレは28年に目標の2%へ回帰するとの見通しを示した。
・新規失業保険申請件数(12/07 - 12/13)
 結果 22.4万件 予想 22.4万件 前回 23.7万件(23.6万件から修正)
・11月の米消費者物価指数(CPI)
 結果 2.7%
 予想 3.1% 前回 (前年比)
 結果 2.6%
 予想 3.0% 前回 (食品・エネルギー除くコア・前年比)
・12月のフィラデルフィア連銀景況指数
 結果 -10.2 予想 2.3 前回 -1.7
・ドルは小幅高。ドル円は1ドル=155.20円台で買い拾われた後、155円台半ばで推
 移。ユーロドルは1ユーロ=1.1710ドルで買い支えられ、下値は堅く推移も小幅安。
・米国株は11月の米CPI鈍化を好感し、上昇。ニューヨークダウは65.88ドル高。
 ナスダックス指数は313.04ポイント高(1.38%高)。
・ニューヨーク貴金属は金、銀が売り優勢。PGM系貴金属は続伸。ニューヨーク原油
 は総じて小幅高。
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