今週の貴金属市場では、金・銀相場の値動きの鈍さに対して、プラチナとパラジウム 相場の高騰が目立つ。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測による貴金属相場 高と解説されることが多いが、プラチナとパラジウム相場はアジア時間の急伸する傾向 が目立つ。背景にあるのは中国広州先物取引で始まったプラチナとパラジウムの先物取 引だ。前週までは比較的静かな売買環境だったが、今週に入ってから出来高と取組高が 急増している。18日のプラチナ先物の出来高は、初めて10万枚を超えた。中国の投 資人気がプラチナとパラジウムに集中していることが、金・銀相場とプラチナ・パラジ ウム相場の間に、パフォーマンスの違いをもたらしている。貴金属相場全体の底上げが 進んでいるが、今週のプラチナとパラジウムの値動きの異常さは、中国の投資ニーズで ほぼ説明が付く状態にある。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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