【市況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが急反発。ニューヨーク高と円安を受けて 買い優勢で始まった。その後は、米国の石油タンカー拿捕や金急伸を受けて上げ幅を拡 大した。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時5分現在の前営業日比は、プラチナが464〜916円高、プラチナミニ が112.0〜527.0円高、プラチナスポットが713円高、パラジウムが出来 ず。 午前11時5分現在の出来高は、プラチナが1万1682枚、プラチナミニが 2380枚、プラチナスポットが3617枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは高値更新が続く】 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや金堅調が支援要因になっ た。CMEのフェドウォッチで、3月の利下げ確率が46.9%(前日46.2%)と なった。中国の投資需要堅調を背景とした踏み上げの動きも続いている。 米沿岸警備隊は20日、ベネズエラ沖の国際水域で2隻目の石油タンカーを拿捕し た。また3隻目の石油タンカーを追跡中とした。米当局者は「米沿岸警備隊はベネズエ ラの違法な制裁回避に加担している制裁対象のダークフリート船を積極的に追跡してい る。この船は偽旗を掲げており、司法による差し押さえ命令を受けている」と語った。 プラチナ先限は上場来高値9678円を付けた。ニューヨーク高や円安、金急伸が支 援要因になった。円相場は1ドル=157円台後半で円安が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1978.70ドルから、金急伸につ れ高となった。 午前11時現在、プラチナは2023.70ドル、パラジウムが1747.91ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1938.37ドル、パラジウムが 1691.96ドル。 MINKABU PRESS
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