株価指数先物【昼】 半導体・AI関連株への資金集中で+1σを捉える

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比930円高の5万0490円(+1.87%)前後で推移。寄り付きは5万0480円とシカゴ日経平均先物清算値(5万0320円)を上回る形で、買い先行で始まった。開始直後に5万0550円まで買われた後は、中盤にかけて5万0260円まで上げ幅を縮める場面もみられた。ただ、日経平均株価は12月のSQ値(5万0536.54円)を捉えたことでショートカバーが強まり、終盤にかけて5万0630円まで上げ幅を広げる場面もみられた。

 19日の米国市場で半導体・AI関連株を見直す動きが強まったことで、東京市場においても同様の流れとなった。東京エレクトロン<8035>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価を牽引。これを受けて先物市場においてもロングを誘う形になったようである。

 日経225先物は一時5万0630円まで買われた後はやや上げ幅を縮めているが、ボリンジャーバンドの+2σ(5万0600円)を捉えてきたことで、いったんは利食いに伴うロング解消のほか、戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。5万0500円辺りでの底堅さを確認しつつ、再動意のタイミングを見極める形になりそうであり、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 NT倍率は先物中心限月で14.79倍に上昇した。抵抗線として意識されている75日移動平均線(14.77倍)を捉えてきた。同線を明確に上抜けてくるようだと、NTショートを巻き戻す形でのリバランスの動きは一段と強まりそうである。

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