シカゴ大豆市況=総じて反落、決め手材料難のなか利食い売り先行

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2026/ 1     1067.00     1069.25     1057.00     1058.75     - 4.50
  2026/ 3     1080.50     1082.50     1070.75     1072.50     - 4.00
  2026/ 5     1090.50     1093.25     1082.50     1084.25     - 3.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物        未入電         135,979         840,711  ( - 5,596)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(1月1日−1月5日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜上回る。雨量は平年を上回る。
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 大豆は反落。終値の前営業日比は4.50〜1.50セント安。中心限月の3月限は
4.00セント安の1072.50セント。
 この日はクリスマス休暇の谷間であることもあり、米農務省(USDA)のデイリー
報告の大口輸出成約が発表されず、また後追いの週間輸出成約高も31日まで発表され
ないことで、決め手材料難のなか、クリスマス前の騰勢に対する追随買いが出ず、利食
い売りが先行する形となった。
 中国の買い付けに関しては、米中首脳会談で合意した年内1200万トンは無理だ
が、米大手取引員、ストーンXの見方によると、すでに中国の米国産大豆の買い付けは
800万トンを大きく上回っており、保管スペースを開けるため国内備蓄の競売も活発
化していることで、今後1200万トンは達成するだろうという楽観的な見方が出てい
た。

 期近の主要限月3月限は1080.50セントで取引を開始。しかしその後は右肩下
がりの展開となり、安値は1070.75セントまであった。帳入値もあまり戻さずに
1072.50セントだった。
*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 ブラジル産地では、南部から南東部にかけて、今後10日間で高温が広がる可能性が
あるものの、雨量も平年並み〜上回る予報が出ており、大豆やコーンの生育には大きな
懸念材料となる可能性は低い。
 アルゼンチン産地では、ラパンパ地域でこれから新年にかけて少雨傾向となり、大豆
やコーンの生育が懸念されるが、その後は再び降雨が増加するだろう。

*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズの寒波は、モンタナ州北部、ノースダコタ州に限られ、ブレーンズ中部や
南部では少雨でこの時期としては記録的な温かさとなっている。冬小麦はスノーカバー
に覆われていないが、干ばつはプレーンズ南部に限られて、強風も一部に限られてい
る。

 大豆製品は、大豆粕は期近から軟調、大豆油は反落。大豆が下落したことで上値が重
かった。
 大豆粕3月限は前日比0.70ドル安の307.40ドル。
今日の材料
・ブラジル産地では、南部から南東部にかけて、今後10日間で高温が広がる可能性が
 あるものの、雨量も平年並み〜上回る予報。
・アルゼンチン産地では、ラパンパ地域でこれから新年にかけて少雨傾向も、その後は
 再び降雨が増加する見込み。

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