−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2026/ 2 4,343.6 -209.1 シカゴ大豆 2026/ 3 1,063.50 - 9.00 NY銀 2026/ 3 7,038.5 -681.1 シカゴコーン 2026/ 3 442.25 - 7.75 NYプラ 2026/ 4 2,124.0 -367.1 NY原油 2026/ 2 58.08 + 1.34 NYパラ 2026/ 3 1,715.50 -307.80 ドル・円 156.03 - 0.54 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。貴金属、原油、大豆、コーンは暫定値。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時155.80円台まで下落 NY為替市場のドル円は緩やかな売りに押され、一時155.80円台まで下落。海 外勢はクリスマス休暇明けで、本日から来年に向けた動きが活発化してくると思われる が、日本勢は正月休みを控え、取引自体は閑散もよう。 本日は日銀が「主な意見」を公表していたが、一部から日本の実質金利は依然として 非常に低水準にあり、日銀の追加利上げは適切だとの認識が示されていた。また、政策 金利と中立金利との間には依然として相当の距離があると指摘する委員もいた。 短期金融市場ではいまのところ、来年7月までに1回の利上げを織り込んでいるが、 高市政権からのプレッシャーもあり、2回までは織り込めていない状況。ストラテジス トからは、「日銀が追加利上げ志向であることは分かっているが、常に問題になるのは そのタイミングだ」との指摘が出ていた。 ◎NY貴金属=急反落、利食い売りが圧迫 ニューヨーク金、銀は急反落。 金2月限は急反落。時間外取引では、ウクライナの和平協議の進展を受けて利食い売 りが出た。売り一巡後は下げ一服となったが、戻りは売られた。欧州時間に入ると、下 げ幅を拡大した。日中取引では、時間外取引の安値を割り込み、テクニカル要因の売り が出たことに加え、米中古住宅販売仮契約指数の上昇も圧迫要因となった。 銀3月限は一代高値を更新したのち、金軟調や利食い売りが出たことを受けて急落し た。 プラチナ系貴金属(PGM)は急反落。 プラチナ4月限は急反落。時間外取引では一代高値を更新したのち、金軟調や利食い 売りが出たことを受けて急落した。売り一巡後は下げ一服となったが、戻りは売られ た。欧州時間に入ると、下げ一服となった。日中取引では、時間外取引の安値を割り込 み、テクニカル要因の売りが出たことや金軟調を受けて下げ幅を拡大した。 パラジウムは一代高値を更新したのち、他の貴金属の軟調や利食い売りが出たことを 受けて急落した。 ◎LME=銅・ニッケルは続伸も株安や金・銀急落が重石、アルミは小反落 アルミ3カ月物は小反落。2966ドルで小高く取引を開始。アジアの時間帯はアジ ア株式市場での半導体関連株の堅調が手掛かりとなって買い優勢となり、22年5月以 来の高値となる2997.50ドルの高値まで浮上する場面が見られた。その後、欧州 株がまちまちとなったうえ、米株式市場がハイテク関連株が値を落としたことが重石と なり値を落とし、一時2939ドルの安値を記録。安値で買い戻されたもののプラスサ イドの回復に戻しに至らず、取引を終了。 銅3カ月物は続伸。1万2445ドルで取引を開始した後はアジア株式市場で半導体 関連株が買い優勢となったことが好感されて地合いを引き締め1万2960ドルの史上 最高値を付けた。その後も1万2800ドルを支持線として高値圏でもちあう場面が見 られたが、米株式市場でハイテク関連株が玉整理の動きを受けて値を落としたことや、 金・銀の急落を受け利食い売りが先行し、値を落とし、1万2145ドルの安値まで下 落。安値で買い戻された後は1万2200ドルを下値支持線としてもちあい、プラスサ イドを維持して終えた。 ◎NY原油=反発、イエメンでサウジとUAEが軍事衝突 ニューヨーク原油の2026年2月限は反発。中東情勢の緊迫感が高まっていること が相場を支えた。イエメンでは、反フーシ派でまとまっていたはずのイエメン暫定政権 側と南部暫定評議会(STC)が対立を激化させている。アラブ首長国連邦(UAE) が支援するSTCが石油資源が豊富なハドラドマウト州やアル・マフラ州を占領したこ とに対して、イエメン暫定政府を支持するサウジが反発し、ハドラマウト州にあるST Cの拠点を空爆した。主要産油国であるサウジとUAEが衝突する格好。サウジとイラ ンの外相は電話会談を実施し、親イランのフーシ派とサウジが支援するイエメン暫定政 府が手を取り合うようだと、イエメン情勢がさらに混乱するリスクがある。 イエメンの対岸のソマリランドをイスラエルが独立国家として認めたことも懸念要 因。イスラエル軍がソマリランドを親イランの反フーシ派を攻撃する拠点として利用す る可能性がある。フーシ派は警戒感を強めているほか、イランのペゼシュキアン大統領 は、イランが米国、イスラエル、欧州との全面戦争の真っ只中にあると述べ、西側をけ ん制した。 ◎シカゴ大豆・コーン=軟調、これまでの上昇後の転売や貴金属市場の下落で 大豆は続落。 米農務省(USDA)のデイリー報告の大口輸出成約が発表されたものの、金を始め とする貴金属市場が急落となるなか、クリスマス前の騰勢後の利益確定の動きが膨らみ 売り優勢となった。 コーンは下落。 米農務省(USDA)が発表した週間輸出検証高が前週を下回る弱気な内容だったこ とが弱材料視された。また、ニューヨーク貴金属市場が大幅安となったことが重石とな り転売の動きが膨らんだことも売りを呼ぶ要因になった。 MINKABU PRESS
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