国内市場は上昇へ。2026年5月限で300〜500円高程度を想定する。クリス マス明けの海外市場では買い戻しが優勢だった。イエメン情勢や、ウクライナ和平協議 の不透明感が相場を支えている。 イエメンでは反フーシ派でまとまっていたはずのイエメン暫定政権と南部暫定評議会 (STC)が対立を激化させている。アラブ首長国連邦(UAE)がSTCを支援し、 サウジが暫定政権を支援していることから、サウジとUAEが衝突する格好となってい る。イエメンの石油資源はそれなりに豊富だが、投資がかなり不足しており生産量は少 なく、衝突が激化したところで世界的な需給見通しに変化はほぼないとはいえ、サウジ とUAEの衝突激化は警戒しなければならない。イエメンにおけるサウジとUAEの主 張の違いは今に始まった話ではなく、両国の対立拡大は否定できない。ただ、イエメン を巡ってサウジとUAEが直接衝突することはまずなさそうで、警戒感の広がりには限 度がありそうだ。 <今日の予定> ◆ 日本 ◆ 【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所) 【納会】--:-- ゴムTSR20 2026年1月限(大阪取引所) 【決済】--:-- プラッツドバイ原油 2025年12月限(東京商品) ◆ トルコ ◆ 【経済】16:00 雇用統計 2025年11月(トルコ統計機構) ◆ イギリス ◆ 【納会】--:-- ブレント原油 2026年2月限(ICE EUROPE) ◆ スイス ◆ 【経済】17:00 景気先行指数 2025年12月(KOF経済研究所) ◆ アメリカ ◆ 【経済】23:00 住宅価格指数 2025年10月(連邦住宅金融局) 【経済】23:00 ケース・シラー住宅価格指数 2025年10月(S&P) 【経済】23:45 シカゴ購買部協会景気指数 2025年12月(シカゴ購買部協会) 【工業】12/31 06:30 週間石油統計(API) MINKABU PRESS
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