続落、米国がイラン制裁の緩和を検討との報道で=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=55.75(-1.65 -2.87%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.65~1.62ドル安。その他の限月は1.56~0.41ドル安。

 トランプ米大統領がイランのロウハニ大統領と今月後半の会談の機会を得るために、イラン制裁の緩和を検討したと伝わったことが重し。ブルームバーグが関係筋の話として報道した。米大統領補佐官から解任されたボルトン氏はこの案に反対したという。米エネルギー情報局(EIA)の週報や石油輸出国機構(OPEC)の月報はほとんど材料視されていないが、OPEC月報では需要見通しが下方修正された。

 時間外取引で10月限は58.30ドルまで堅調に推移。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計が支援要因。ただ、買いが一巡すると伸び悩み、通常取引開始後はマイナス転換した。一時55.61ドルまで下落した。

minkabu PRESS編集部 

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