貴金属は、金とプラチナが反発して寄り付く見通し。金はドル建て現物相場の上昇や 円安を受けて買い優勢となろう。銀はニューヨーク安を受けて売り優勢となろう。プラ チナ系貴金属(PGM)はプラチナがドル建て現物相場の上昇や円安を受けて堅調とな ろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は8.24ドル高の 4455.35ドル、銀が38セント安の7817セント、プラチナが30.50ドル 高の2295.00ドル、パラジウムは30.98ドル高の1760.49ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=156.67/69円で、前営業日の 大引け時点から0.32円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が2万3125円前後、銀は385.0円前後、プラチナ は1万0535円前後、パラジウムは8700円前後。 【NY金は利食い売りが圧迫】 金はきのうの海外市場では、利食い売りが圧迫要因になった。 金は利食い売りが圧迫要因になった。トランプ米政権の高官は、ベネズエラから米国 への原油供給が直ちに開始され、初回出荷は約3000万〜5000万バレルになる見 通しだと述べた。原油安に振れ、金に利食い売りが出た。ルビオ米国務長官は、ベネズ エラについて、米国には同国の安定化、復興、政権移行という3段階の計画があると明 らかにした。第1段階で安定化を図った後、第2段階で米国の石油企業のアクセスを回 復し、第3段階で政権移行を監督するという。 11月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は714万6000件と 前月から30万3000件減少し、2024年9月以来、14カ月ぶりの低水準となっ た。市場予想は760万件。採用件数も減少し、関税措置など政策を巡る不透明感のほ か、一部職種における人工知能(AI)の導入などを背景に、労働需要が減退している 兆候を示唆した。12月のADP全米雇用報告によると、民間雇用者数は4万1000 人増と、市場予想の4万7000人を下回った。11月は3万2000人減から2万 9000人減に上方修正された。一方、12月の米ISM非製造業総合指数は54.4 と、11月の52.6から上昇した。市場予想の52.3を上回った。 米国は、大西洋上でロシア船籍の石油タンカーを拿捕(だほ)した。米当局者は、ベ ネズエラ原油輸出に対する「封鎖」措置の一環としている。米ホワイトハウスのレビッ ト報道官は、トランプ大統領が国家安全保障チームとデンマーク自治領グリーンランド 購入を巡り活発な協議を行っているとしつつも、北大西洋条約機構(NATO)同盟へ のコミットメントを引き続き維持すると述べた。 銀はきのうの海外市場では、原油安や金軟調を受けて売り優勢となった。 【NYプラチナは原油安や金軟調が圧迫】 プラチナはきのうの海外市場では、原油安や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナは原油安や金軟調が圧迫要因になった。ベネズエラから米国に原油が供給さ れる見通しとなり、原油安に振れ、金に利食い売りが出た。一方、12月のユーロ圏の 消費者物価指数(EU基準=HICP)速報値は前年比上昇率が2.0%に鈍化し、欧 州中央銀行(ECB)の物価目標を達成した。エネルギー価格が押し下げ要因。市場予 想と一致した。11月は2.1%上昇だった。 <今日の予定> ・独製造業受注 2025年11月(経済技術省) ・ユーロ圏雇用統計 2025年11月(EUROSTAT) ・ユーロ圏生産者物価指数 2025年11月(EUROSTAT) ・米貿易収支 2025年11月(商務省) ・米新規失業保険申請件数(労働省) ・米消費者信用残高 2025年11月(FRB) MINKABU PRESS 東海林勇行
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。