[今日の視点]貴金属=反発、現物高が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、反発して寄り付く見通し。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢
となろう。銀は夜間取引で下落した。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがドル建
て現物相場の上昇を受けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は42.61ドル高
の4476.91ドル、銀が61セント高の7689セント、プラチナが72.32ド
ル高の2281.50ドル、パラジウムは69.86ドル高の1794.00ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=156.83/85円で、前営業日の
大引け時点から0.26円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が2万3170円前後、銀は378.0円前後、プラチナ
は1万0420円前後、パラジウムは8700円前後。
【NY金は米財務長官の利下げ要求などで下げ一服】
 金はきのうの海外市場では、手じまい売りが圧迫要因になったが、ベセント米財務長
官の利下げ要求などを受けて押し目を買われた。
 金はベセント米財務長官の利下げ要求などを受けて下げ一服となった。米財務長官、
連邦準備理事会(FRB)は金融政策決定に「オープンマインド」で臨み、投資を促進
するために「FRBとしての役割を果たすべき」と述べ、改めて利下げを要求した。一
方、米新規失業保険申請件数は前週比8000件増の20万8000件となった。緩や
かな増加となり、労働需要が低調ながらも、昨年終盤のレイオフ(一時解雇)が比較的
少なかったことを示唆した。市場予想の21万件を下回った。今夜は12月の米雇用統
計の発表がある。
 トランプ米政権が取得に関心を示しているデンマーク自治領グリーンランドについ
て、米政府当局者がグリーンランドの住民に一時金を支払う案を協議したことが複数の
関係筋の話で分かった。デンマークからの分離を促し、将来的に米国への編入を目指す
狙いがあるという。欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は、
米国によるデンマーク自治領グリーンランド領有に向けた動きが現実のものとなった場
合に備え、EUがどのような対応を取るか協議したと明らかにした。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナに対する安全の保証に関する文書に
ついて、トランプ米大統領との最終調整に向け「実質的な準備が整っている」との見解
を示した。一方、ロシアは、英仏が停戦成立後のウクライナに平和維持のために多国籍
軍を派遣する計画に署名したことを受け、西側諸国がウクライナに軍部隊を派遣すれば
正当な戦闘目標になると警告した。


 銀はきのうの海外市場では、手じまい売りが出たが、ベセント米財務長官の利下げ要
求や金の下げ一服を受けて押し目を買われた。
【NYプラチナは金の下げ一服で安値から戻す】
 プラチナはきのうの海外市場では、手じまい売りが出たが、ベセント米財務長官の利
下げ要求や金の下げ一服を受けて押し目を買われた。
 プラチナは金の下げ一服で安値から戻した。ベセント米財務長官が利下げを要求し
た。原油が上昇したことも支援要因になった。また米財務長官は、ベネズエラへの投資
について、大手石油会社の動きは鈍化する見通しである一方で、投機的な小規模石油会
社や独立系石油会社はより迅速に動く可能性が高いとの見方を示した。

<今日の予定>
・全世帯家計調査・消費支出 2025年11月(総務省)
・独貿易収支 2025年11月(連邦統計庁)
・独鉱工業生産指数 2025年11月(経済技術省)
・ユーロ圏小売売上高 2025年11月(EUROSTAT)
・米住宅着工・許可件数 2025年10月(商務省)
・米雇用統計 2025年12月(労働省)
・米消費者信頼感指数 2026年1月速報値(ミシガン大)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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