【前週までのレビュー】JPXゴムRSS3は、上海ゴムがレンジから上放れたこと で買いが優勢で推移するとみた。 【調整安に注意】 JPXゴムRSS3号の活発限月6月限は、上海高などを手掛かりに買いが先行し た。活発限月の6月限は、7日に355.0円までまで上昇した。だが、その後は調整 安場面となり、350円を下回る場面もある。上海ゴムが天井圏の動きを見せているこ とから、目先、調整色が強まる可能性がある。6月限は340円割れの可能性もあると みる。 【中国の消費者物価は3カ月連続で上昇だが】 9日に中国国家統計局から発表された昨年12月の中国消費者物価指数は、前年同月 比0.8%の上昇となり、2年10カ月ぶりの高い伸びとなった。これで3カ月連続で の上昇となっている。内訳をみると、食品が同1.1%上昇、野菜は18.2%上昇と 食料品の上昇が背景にある。一方、自動車が1.9%の下落となるなど耐久財ではデフ レ傾向が顕著だ。中国は、不動産バブルの崩壊から耐久財の落ち込みが目立っている。 耐久財物価の下落は、中国の景気回復が遅れていることを示唆している。 なお、同時に発表された同月の生産者物価指数(PPI)同1.9%の下落となって おり、39カ月連続で下落している。中国には、依然としてデフレ懸念があるとみる。 【上海ゴムは天井圏の動きか】 上海ゴムは、昨年末から買いが先行し、中心限月の5月限は、1月8日には1万63 90元まで水準を引き上げた。だが、日足をみると、5日から8日まで陽線が並んでい るが、いずれも上ヒゲが長い。また、値位置的には、1万6500元付近は、昨年7月 28日に付けた一代高値1万6550元だけでなく、昨年9月5日にも1万6400元 で切り返されており、戻り売り圧力が強い。日足の形状、値位置的には天井圏の可能性 がある。上海ゴムの上昇局面が終了となれば、JPXゴムRSS3も売りが先行すると みる。 【東京ゴム活発限月の6月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の6月限は、買いが先行した。昨年12月上旬からの値動 きを確認すると、昨年12月4日に323.2円まで下落後、ジリジリと水準を引き上 げ、豪月25日には340円台に上昇した。大納会の日にそれまでの一代高値343. 6円を上抜くと、上海高を手掛かりに買いが加速し今月5日には355.0円まで水準 を引き上げた。その後は、調整安場面となっており、9日は節目の350円を割り込ん だが、すぐに買い拾われている。 買いが先行すれば、一代の高値355.0円が最初の関門。同水準を上抜くと、節目 の360円や365円を意識した展開になる。一方、売りが先行すれば、一目均衡表の 基準線がある345円付近が支持になる。同水準を割り込むと、節目の340円や昨年 12月16日の安値335.2円が視野に入る。 【今週の注目ポイント】 上海ゴムに注目したい。上海ゴムの中心限月の5月限は、天井圏に位置している可能 性がある。反落となれば、JPXゴムRSS3も軟化することになる。 【相場予想レンジ】 1月12〜16日のJPXゴムRSS3号5月限の中心レンジ予想は330〜360 円前後。テクニカルの支持線340.0円(節目)、抵抗線は355.0円(一代の高 値)。 MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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