NY原油市況=続伸、イランの地政学リスクやリバランス買い観測で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2026/02     58.40      59.77      57.61      59.12      + 1.36
  2026/03     58.19      59.57      57.48      58.94      + 1.30
  2026/04     58.05      59.37      57.37      58.79      + 1.26
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電            1,014,966             1,965,870   (-  9,952)
                    帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2026/02     213.50    + 1.55
                   2026/03     212.95    + 1.81
改質ガソリン        2026/02     178.06    + 2.03
                   2026/03     180.55    + 2.41

注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が1.30〜1.36ド
ル高、その他の限月は0.70〜1.26ドル高。中心限月の2月限は1.36ドル高
の59.12ドル。

 昨年末から続くイランでの反体制の抗議行動がさらに激化していることに加えて、米
国がこの日さらにカリブ海でタンカーを拿捕して、これで5カーゴ目となったことで買
い意欲が強まった。また米株高となり、過去最高値水準にあるダウ平均株価が5万ドル
台乗せを射程にしてきたことも好感された。
 チャートの戻り高値更新でテクニカル面からも買いが入りやすくなるなか、ファンド
の商品指数の年次リバランス(ウエート見直し)で、原油には資金が流入して買われる
との見方が出ている。
 2月限は戻り高値を抜けて、59.77ドルまで上昇。引けも59.12ドルと
59ドル台を維持した。
 イランでは首都テヘランを始め、国内各地で抗議デモがエスカレートしており、全土
でインターネットが遮断されているという。また治安部隊との衝突による犠牲者が62
人に達したことも報じられている。
 なお、米国に亡命中のレザ・パーレビ元皇太子がこの機に乗じて、トランプ米大統領
に対して、介入を要請するとの観測もあり、今後場合によっては、米国の攻撃による供
給懸念が浮上する可能性もあり、動向に注意する必要がある。
 米国はこの日、新たにベネズエラ原油に絡んだ石油タンカーをカリブ海で拿捕したこ
とを明らかにした。これで5カーゴ目となる。トランプ米大統領は、これによりベネズ
エラへの2度目の攻撃はしないことを表明した。
 米ベーカー・フューズによると、米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は409
基と、前週比3基減となった。
 改質ガソリン、ヒーティングオイルともに続伸。原油の騰勢に追随高となった。
今日の材料
・米国がカリブ海でベネズエラ関連の石油タンカーを拿捕。これで5カーゴ目。トラン
 プ米大統領「これで2度目のベネズエラ攻撃はない」と表明。
・イランで反政府デモ激化。死者62人。米国に亡命中のレザ・パーレビ元皇太子が米
 国に介入要請観測もも。
・米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は409基と、前週比3基減=米ベーカー
 ・フューズ。

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