ドル円一時159円台乗せる、高市解散観測と米CPI待ちの展開=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル円一時159円台乗せる、高市解散観測と米CPI待ちの展開=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ドル円が159円目前から一時159.05まで節目を突破した。しかし、この時間帯の値幅は限定的。米消費者物価指数(CPI)発表待ちで様子見姿勢が支配的となっている。高市首相解散・総選挙観測報道が円安を主導し続け、積極財政期待から日本国債売り・株高の構図が継続。クロス円はドル円以上に勢いがあり、ユーロ円は185円台半ば、ポンド円は214円台前半へと高値を伸ばしている。欧州株は横ばい、米株先物も上値重く、リスク選好とはなっていない。日本の政局が主導する円安相場になっている。ユーロドルは1.16台後半、ポンドドルは1.34台後半での小幅レンジでの揉み合い。米CPI待ちの様相となっている。

 ドル円は158円台後半での取引。東京午後158.91、ロンドン序盤に159.05の高値をつけた後、158.90台で揉み合っている。本日NYオプション期限の158.50(6.23億ドル)水準を意識した慎重な値動きで、159.00付近での売り圧力が観測されている。しかし、下押しも浅く、高市トレードによる円売り圧力は根強い印象。

 ユーロドルは1.16台後半での取引。1.1654-1.1674と狭いレンジで方向感に欠ける動き。NYオプション1.1625(5.10億ユーロ)・1.1700(8.22億ユーロ)が上値・下値を意識させる展開。ユーロ円は185.20付近に高止まりしたあと、さらに185.54付近まで高値を更新、ユーロ導入以来の最高値を記録した。ECBなど主要中銀総裁によるパウエルFRB議長支持声明もトランプ政権下の政治圧力懸念を払拭するには至らず。

 ポンドドルは1.34台後半での取引。1.34台後半は中立的な水準でトレンド性は弱い。転換線1.3480・10日線1.3467・21日線1.3462など密集する水準となっている。ポンド円は214円付近での揉み合いを上抜けると214.30付近に高値を更新した。円売りがポンド円を押し上げている。イランでの地政学リスクの高まりで原油高となっているが、ポンド独自の値動きは限定的だった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。