前週の金相場は、過去最高値を更新する展開になった。地政学リスクの高まりを背景 に、安全資産としての買いが優勢だった。特にイランで抗議デモが広がりを見せている こと、トランプ米大統領がグリーンランド領有に意欲を示していることなどが、材料視 された。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、自身が米司法省から 刑事訴追される可能性を公表したことを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の独 立性を巡る懸念が浮上したこともポジティブ。過熱感から調整売りが上値を抑えるも、 貴金属相場全体が堅調だった。 今週も押し目買い優勢の地合が続きやすい。年初から世界各地で複数の地政学リスク が高まっており、安全資産に対する投資ニーズは維持される見通し。イランの抗議デモ の終息見通しなどが浮上すると調整売りも膨らみやすくなるが、押し目では早めに買い が膨らむ可能性が高い。FRBの独立性を巡る懸念にも、引き続き注意が求められる。 ただし、金・銀ともに連日の過去最高値更新となっただけに、持高調整による一時的な 値下がりの可能性には注意が必要。 予想レンジは、4500〜4700ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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