[今日の視点]貴金属=金・プラチナは総じて続伸か、金現物相場に上値余地

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金、プラチナが総じて続伸して寄り付く見通し。銀は玉の出方次第。パラ
ジウムは出来ずか。金は19日のニューヨーク金がキング牧師記念日で休場となるな
か、ドル建て現物相場が19日のアジア時間の朝方に4688ドル台まで上昇し、史上
最高値を更新。その後のアジア時間、欧米時間も高値警戒感の台頭から、いったん
4650ドル台に反落後、再上昇となり、4670ドル台で堅調に推移し、上値の余地
を感じさせる取引だ。円相場が1ドル=158円台前半に小反落で推移は買い材料。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は8.38ドル安の
4670.43ドル、銀が62セント高の9437セント、プラチナが20.10ドル
高の2376.30ドル、パラジウムは35.43ドル高の1835.50ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=158.15/17円で、前営業日の
大引け時点から0.30円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が2万4620円前後、銀は475.0円前後、プラチナ
は1万1330円前後、パラジウムは9100円前後。
【金を安全資産として買う動き続く】
 19日のニューヨーク貴金属市場はキング牧師記念日の祝日で休場となるなか、金の
ドル建て現物相場は、欧州時間に4660ドル台で推移後、ニューヨーク時間になり、
4670ドル台に上昇。トランプ米大統領がデンマーク領のグリーンランドを取得する
まで欧州8カ国からの輸入品に対し10%課税を表明。またもトランプ政権が暴走ぶり
を発揮し、ドル資産離れが進みそうな環境だ。
 ドルは年明け後も大きな崩れはなく推移。目先は時期、米連邦準備制度理事会(FR
B議長)が誰になるかという点だ。有力候補でハト派のハセット国家経済会議(NE
C)委員長について、トランプ大統領が先週、「現職にとどまってほしい」としたこと
でハセット氏の就任の可能性が低くなったことで米金利の早期での追加引き下げ観測は
後退。16日のニューヨーク金は軟調に推移したが、週明けのドル建て金現物相場の動
きからは安全資産として金を買う動きは続いていることを感じさせる。
 JPX金は先限が夜間取引の序盤に2万4675円をつけ、15日の高値2万
4670円をわずかに上回った。今日の日中取引は2万4675円超えから2万
4700円台を目指すことが出来るかに注目。2万4700円台乗せができれば、14
日につけた先限の上場来高値2万4786円が視野に入る。
【銀現物相場が反発し高値更新でプラチナは押し目買いに弾み】
 プラチナは金の動きに左右されるが、19日のLME市場で銅、ニッケル、アルミの
非鉄相場が反発したことはPGM系貴金属にとっては追い風。PGM系貴金属と相関性
の強い銀ドル建て現物相場が19日のニューヨーク時間に9460セント台に乗せ、高
値更新と動きとなったことで、プラチナの押し目買いに弾みがつきそうだ。
 JPXプラチナは夜間取引で先限が1万1400円まで上昇。19日の高値1万1
410円が抵抗線となり、三角ペナント形成。今日の日中取引から明日にかけて1万
1400円台前半から一段高となるかに注目。

<今日の予定>
MINKABU PRESS 森 成俊

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