ベージュブックへの反応はなし　緩やかなペースでの拡大という判断を維持＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の終盤に入ってドル円は１０６．４５円近辺と本日高値圏での推移を続けている。きょうの市場はリスク回避の雰囲気が一服しており株価も上昇する中、ドル円は１０６円台に再び戻している。

　香港が長引く混乱の原因となった逃亡犯条例改正案を正式に撤回すると発表したことや、中国のサービス業ＰＭＩが予想を上回ったこと、そして、英議会でＥＵ離脱延期法案が審議入りになったことで合意なき離脱への警戒感が後退していることなどがドル円をサポートしているようだ。

　日本時間３時に米地区連銀経済報告（ベージュブック）が公表されたが、為替市場の反応は限定的となっている。「経済は８月末にかけて緩やかなペースで拡大」と報告しており、前回までの判断を維持し特にサプライズはない。

USD/JPY　106.43

minkabu PRESS編集部　野沢卓美

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