きょうの為替市場、ドル円は激しく上下動したものの、結局158円台前半の前日の水準で落ち着いている。本日は日銀決定会合の結果が公表され、一部の審議委員が利上げを主張していたこともあり、発表直後は日本国債の利回り上昇の反応が見られていた。 市場は4月利上げを意識したようで、短期金融市場でも4月利上げの確率を高めていたが、その後は元の水準に戻している。それでも現状は、4月までの利上げ確率が70%程度、6月までならほぼ完全に織り込んでいる状況。確率は前日から若干上昇した程度だが、4月か6月かは春闘の仕上がり次第の面もあるのかもしれない。 注目の植田総裁の会見だが、追加利上げへの方向性は維持していたものの、慎重な雰囲気も滲ませていた。タカ派な印象まではなく、総裁は「物価が2%を下回る時期は割とすぐだと思う」とも述べていた。 想定範囲内ではあったものの、為替市場は円安の反応が見られていた。ドル円は159円台に一時上昇していたが、その後に突如157円台に急速に下落。市場では様々な憶測が飛び交っていたものの、介入ではなく、日銀のレートチェックなのではとの臆測も広がっている。片山財務相は「介入についての質問にお答えできない」と述べていた。これらの状況を見て下値警戒が高まったのか、ドル円のオプションは短期の1週間物が弱気に傾いている。 総裁は、長期金利の急上昇にも言及。「速いスピードで上昇してきている。例外的な状況では機動的にオペを実施」と述べていた。会見を受けて利回りは下げの反応を示していた。 結局、重要イベント通過もドル円の方向感は出ずに次の材料待ちといったところのようだ。 日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は159円に観測。 23日(金) 159.00(13.9億ドル) 160.00(14.8億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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