【通貨別まとめと見通し】南アランド円 底固めか、一段の調整か 先週のまとめ 先週の南アランド円は、「高金利通貨への資金流入による急騰と、介入警戒による急転直下の調整」という、クロス円全体に共通する激しい値動きを演じた。 週前半(1/19 - 1/23):年初来高値の連新 世界的なリスクオンムードと南アフリカ準備銀行(SARB)によるタカ派的な金利据え置き観測を背景に、ランド買いが優勢となった。23日(金)には一時9.883円という極めて高い水準まで上昇し、騰勢を強めた。 週後半(1/24 - 1/26):パニック的な円買い戻し 週末にかけての日本の為替介入に対するレートチェック報道を機に、キャリートレードの巻き戻しが突発的に発生した。26日(月)には一時9.572円まで急落。高値から約300ピップス以上の下落となり、先週の上昇分を一気に打ち消す「ガラ(暴落)」の展開となった。 テクニカル分析 レジスタンス 2 9.88円 1/23の最高値。強力なレジスタンス。 レジスタンス 1 9.75円 急落前の支持線が抵抗線に転換(ロールリバーサル)。 サポート 1 9.60円 心理的節目。1/27午前の反発維持ライン。 サポート 2 9.57円 1/26の安値。ここを割ると9.40円台への調整が濃厚。 RSI (14) 23日の高値更新時には75%を超え「過熱圏」にあった。26日の急落により一時は30%を割り込む「売られすぎ」まで低下したが、現在は反発により40〜45%付近まで戻している。過熱感は完全に払拭されたが、依然として弱気サイドに位置している。 MACD 26日の急落を受け、MACDラインがシグナルラインを鋭くデッドクロスした。ヒストグラムもマイナス圏で大幅に拡大しており、短期的には「戻り売り」が優勢になりやすい。再上昇にはヒストグラムのボトムアウトが必要不可欠である。 短期的には、1/15から形成していた上昇チャネルを26日の急落で完全に下抜けた。現在は、9.88円を頂点とした短期下落トレンド(調整局面)への転換点にあり、チャート形状は大きく悪化している。現在は急落後の自律反発局面だが、戻りの鈍さが意識される展開である。 今週のポイント:底固めか、一段の調整か メインシナリオ:【9.57 - 9.75円のレンジ・不安定な底打ち】 急落後の動揺が残る中、今週は一気に最高値を更新する力強さは欠くと予想する。MACDのデッドクロスを解消するための「日柄調整」が必要であり、9.6円台を中心としたもみ合いが続くだろう。 対抗シナリオ:【二番底形成から9.50円割れ】 リバウンドがレジスタンス1(9.75円)に届かずに失速し、再びサポート2(9.57円)を試す展開。これを明確に割り込んだ場合、昨年12月の安値圏である9.40円台までの深押しが現実味を帯びてくる。 【今週の主な予定と結果】 南アフリカ 01/29 18:30 生産者物価指数(PPI) (12月) 予想 0.2% 前回 0.0% (前月比) 01/29 18:30 生産者物価指数(PPI) (12月) 予想 3.0% 前回 2.9% (前年比) 01/29 22:00 中銀政策金利 (1月) 予想 6.5% 前回 6.75% (南ア中銀政策金利) 01/30 15:00 マネーサプライM3 (12月) 前回 8.26% (前年比) 01/30 21:00 貿易収支 (12月) 予想 270.0億ランド 前回 377.0億ランド
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