【前週までのレビュー】JPXゴムRSS3は、ファンダメンタルズに大きな変化がな いことや、産地相場が先物市場の上昇に追随していないため、調整安の可能性があると みた。 【ダブルトップ形成】 JPXゴムRSS3号の活発限月6月限は、売りが先行している。1月14日の高値 360.2円と23日の高値359.9円でダブルトップを形成する際のネックライン 345.0円(1月20日安値)を28日に終値ベースでしっかり割り込んだ。また、 上海ゴムは一時急騰したものの、ファンダメンタルズからの裏付けはないことから、そ の後、急反落となっている。目先、JPXゴムRSS3の活発限月の6月限は、売りが 先行しやすいとみる。昨年12月23日の安値333.7円や昨年12月16日の安値 328.0円を視野に入れた展開になりそうだ。 【産地相場は安値圏で推移】 上海ゴムの中心限月の5月限が、一代の高値を更新するなど、29日までの天然ゴム 先物市場は、買いが先行していた。だが、産地相場をみると、価格の上昇は見られなか った。上海ゴムが急伸した、29日の天然ゴム主要積み出し港のソンクラのオファー価 格は、前日比0.14バーツ高の67.84バーツとなっており、年初から67バーツ 台がおおむね提示されている。天然ゴムのファンダメンタルズに大きな変化がない証左 だろう。上海ゴムやJPXゴムRSS3が投機的に動きから急騰しても、強い相場な ら、あとから買い材料が付いてくることがあるが、今回はそのような動きはみられな い。JPXゴムRSS3、上海ゴムともに上値を試すには出直しが必要のようだ。 【上海ゴムは一代の高値を更新】 上海ゴムの中心限月5月限が、再び地合いを引き締めている。5月限は昨年末から買 いが先行し、1月14日には1万6480元まで水準を引き上げたが、昨年7月28日 に付けた一代の高値1万6550元の手前で切り返されると、20日には1万5525 元まで下落した。だが、1万5500元割れが回避されると買いが先行し、29日には 1万6790元まで上昇し、昨年7月28日に付けた一代の高値1万6550元を更新 した。さらに29日の夜間では1万6970元まで上値を伸ばした。だが、30日の日 中取引に入ると、流れが一変した。節目の1万7000元を突破できなかったことで、 売りが先行。午前中には1万6190元まで急落した。 今回の上昇には、ファンダメンタルズからの裏付けはなかったことから、買い方の逃 げ足も速い。1万6000元前後が支持となるか注目したい。 【東京ゴム活発限月の6月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の6月限は、軟化した。昨年12月上旬からの値動きを確 認すると、昨年12月4日に323.2円まで下落後、ジリジリと水準を引き上げ、同 月25日には340円台に上昇した。大納会の日にそれまでの一代の高値343.6円 を上抜くと、上海ゴム高を手掛かりに買いが加速し、今月14日は素材高などもあり、 360.2円まで水準を引き上げた。その後は、調整安場面となり、20日には34 5.0円まで下落した。同水準が支持となると、上海ゴムが反転したことを手掛かりに 地合いを引き締め、23日には359.9円まで上昇した。節目の360円の手前で戻 り売りを浴びると、29日には一時342.2円まで下落した。同日に上海ゴムが急伸 したことから、30日には350円台に戻す場面があったが、上海ゴムが崩れたことか ら、一時334.3円まで急落した。 続落となれば、節目の330円付近が支持になる。同水準を割り込むと、325円や 320円を意識した展開になりそうだ。一方、再度地合いを引き締めると340円付近 が抵抗になる。同水準をしっかり上抜くと、節目の350円を目指すとみる。 【今週の注目ポイント】 上海ゴムに注目したい。上海ゴムの中心限月の5月限は、29日の取引で一代の高値 を更新した。だが、その後、急反落となっている。上海ゴムの下げが加速するような ら、JPXゴムRSS3も大幅な水準調整となろう。。 【相場予想レンジ】 2月2〜6日のJPXゴムRSS3号6月限の中心レンジ予想は330〜355円前 後。テクニカルの支持線330.0円(節目)、抵抗線は350.0円(節目)。 MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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