10日のニューヨーク原油先物相場は、前日比0.40ドル安の63.96ドル。イ ラン情勢が注目を集めているが、特に目新しい動きは見られず、持高調整が中心の展開 になった。前日には、米運輸当局が米国船舶にイラン領海の通航を回避するように勧告 したことが原油高を促していたが、その反動から調整売りが優勢になった。米国とイラ ンの協議の行方が注目されているが、先行き不透明感が維持されている。 11日のニューヨーク原油先物相場は、前日比0.67ドル高の64.63ドル。改 めてイラン情勢の緊迫化が警戒されたことが、相場をサポートした。トランプ米政権内 でイラン産原油を輸送するタンカーの拿捕が検討されているとの報道、トランプ大統領 が新たな空母艦隊を中東に移動させる可能性を示したことなどが、地政学リスクのプレ ミアム加算を促した。米原油在庫は前週比853万バレル増となったが、相場に対する 影響は限定的だった。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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