イラン情勢の緊迫化が原油相場を押し上げたが、貴金属相場の値動きは鈍かった。地 政学リスクを手掛かりに買いを入れる場面も見られたが、一方でドル高を受けての売り 圧力も強く、決定打を欠いた。17日引け後の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事 要旨、そして新規失業保険申請件数は、ともに米連邦準備制度理事会(FRB)の早期 利下げ対応を支持する内容にならなかった。 また、そもそも貴金属市場全体が2月に入ってから積極的な売買を行っていない。急 落直後の持高調整が優先されており、取組高の減少には歯止めが掛ったが、出来高が回 復していない。イラン情勢を手掛かりに一気に買い進むシナリオもあったが、中国旧正 月中のカレンダー要因もあって、まだ貴金属は持高調整を優先している模様だ。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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